恋愛・夫婦関係
2018年12月28日

喉に感染するSTDが増加中!7つのSTDマニュアル


皆さま、こんにちは。
今回のテーマは「感染部位別STDマニュアル」。

ラブボで何度も取り上げているSTD(性感染症=性行為で感染する病気)ですが、今回は感染部位別にご紹介していきたいと思います。セルフチェックもありますから、1年の終わりの健康チェックとしても活用してくださいね。


[目次]

  • STDセルフチェック1:喉
  • STDセルフチェック2:性器周り、オリモノ
  • STD 1:クラミジア(咽頭の感染も含む)
  • STD 2:淋病(咽頭の感染も含む)
  • STD 3:梅毒(咽頭の感染も含む)
  • STD 4:ヘルペス(咽頭の感染も含む)
  • STD 5:トリコモナス膣炎
  • STD 6:膣カンジダ
  • STD 7:尖圭コンジローマ
  • STDはどこを受診すればいい?治療方法は?
  • 蓮香アドバイス


  • STDセルフチェック1:喉


    喉に感染するSTDが増えてきています。喉の違和感をチェックしてみましょう。
    下記項目にYes 、Noでお答えください。

    □喉に腫れや痛みがあり、咳や発熱など風邪のような症状を感じる
    □咽頭炎が長引いている、または度々咽頭炎になる
    □扁桃(へんとう)炎が長引いている、または度々扁桃炎になる
    □舌・唇・扁桃にできものがある
    □口の中や喉の奥に、少し盛り上がった青白色から灰色の斑点がある
    □通常はピンクに見える口の奥(喉の入り口)が白っぽく見える

    喉に感染するSTDは、
    ・クラミジア
    ・淋病
    ・梅毒
    ・ヘルペス
    など。喉に違和感がある方で、性行為をしている人は疑ってみましょう。


    STDセルフチェック2:性器周り、オリモノ


    陰部やオリモノにいつもと違った違和感はありませんか?
    私もしかしたら病気かも?というよりは、いつもと違うかも?という目線でチェックしてみてくださいね。
    下記項目にYes、Noでお答えください。

    □性器周辺にかゆみや痛みを感じる
    □性器周辺に強い痛みを感じて、排尿が困難
    □太もも付け根あたりのリンパ節が腫れる
    □性器や肛門周辺に、痛みのないしこりや腫れがある
    □性器や肛門の周辺に、痛みをともなわない乳頭状のイボができる
    □セックス時に痛みを感じる
    □以前よりオリモノが多くなり、下腹部が痛む
    □酒カス状、またはポロポロしたカッテージチーズ状の白っぽいオリモノが出る
    □泡状で悪臭の強いオリモノが出る
    □オリモノが黄色か緑色で、細かい泡が出ることがある 
    □オリモノが黄緑色で、膿のように見える

    女性がかかりやすいSTDは、
    ・クラミジア
    ・淋病
    ・梅毒
    ・ヘルペス
    ・トリコモナス膣炎
    ・膣カンジダ
    ・尖圭コンジローマ
    など。

    風邪と間違えやすい喉の違和感よりも、性器周辺やオリモノの変化の方が気づきやすいかもしれません。性器周辺のかゆみ、痛み、しこり、ブツブツ、腫れ、そしてオリモノの量や色、質の変化は、STDの症状の特徴でもあります。
    もし少しでも、いつもと違うところがあったら、STD感染を疑ってみてくださいね。

    それでは、7つのSTDの症状について、それぞれ解説していきましょう。


    STD 1:クラミジア(咽頭の感染も含む)


    感染部位別STDマニュアル クラミジア

    ●クラミジアとは?

    「クラミジア・トラコマティス」というという細菌により引き起こされるSTD。感染者が最も多く、STDの半数を占めると言われています。

    ほとんどは、キスやセックスなど性的接触により精液、膣分泌液、血液、唾液といった体液を介して感染します。
    オーラルセックスによる咽頭感染、肛門性交(アナルセックス)による直腸感染といった経路も挙げられ、手に分泌物が付着したまま目をこするなどして、目の結膜が感染する場合もあります。
    最近、咽頭のクラミジアの感染は特に増加の傾向があります。

    ●クラミジアの主な症状

    無症状の場合が多いですが、女性は、
    ・オリモノが増加する
    ・下腹部に痛みを感じる
    ・排尿時や性行時に痛みを感じる
    ・不正出血が起こる
    ・喉の痛みや腫れ、発熱
    といった症状が現れます。

    咽喉クラミジアの場合、風邪の症状とよく似ているため、風邪や扁桃腺炎と診断されてしまうことも少なくないです。

    無症状の場合が多いため、気がつかずにパートナーにうつす、うつされる状態を繰り返す「ピンポン感染」が多く認められます。
    放っておくと自覚がないうちに、パートナーに感染してしまうことがあるので、早期発見と早期治療が重要です。


    STD 2:淋病(咽頭の感染も含む)


    ●淋病とは?

    「淋菌」が感染して起こるSTD。
    キスやセックスなど性的接触により感染しますが、必ずしも射精という行為は必要ではなく、接触だけで十分に感染してしまいます。
    最近は、性風俗で感染することが多くなっており、女性の咽頭から男性の尿道への感染が増えていると言われています。母子感染や輸血感染をする場合もあります。

    ●淋病の主な症状

    女性の場合、無症状が多く、症状が進行しても穏やかであることが多いです。症状が強く出た場合は、
    ・オリモノが増える
    ・不正出血
    ・喉の腫れ、痛み、発熱、咳
    などがあります。
    また、クラミジア・・・・・