恋愛・夫婦関係
2017年10月12日

恋のアロマテラピー前編:エッセンシャルオイルの紹介と使い方


好きな人の香りに安心したり、ふとすれ違った男性の香りにときめいたりした経験、ありませんか?

香りをアロマテラピーというと、リラクゼーションのイメージが強いですが、実は、恋愛や夫婦関係にも良い効果をもたらします。

ということで、今回は2回に分けて「恋愛と夫婦関係に効くアロマテラピー」をお届けしたいと思います!

まず今回は、アロマテラピーの基礎知識、エッセンシャルオイル、基本的な使い方をご紹介します。
後編はこちら↓


[目次]



そもそもアロマテラピーとは?


恋のアロマテラピー前編:エッセンシャルオイルの紹介と使い方

「アロマテラピー(Aromatherapy)」とは、花や木など植物に由来する芳香成分であるエッセンシャルオイルを用いて、ココロとカラダの健康や増進する自然療法の一つ。

「エッセンシャルオイル(精油)」は、厳密には油ではなく、高濃度の有効成分を含んだ芳香物質です。

そして、「キャリアオイル(ベースオイル)」は、主にエッセンシャルオイル(精油)を薄めて使用するための植物油のことをいいます。マカダミアンナッツオイル、オリーブオイル、ホホバオイル、スイート・アーモンドオイルなど様々なオイルが使われます。

※ご注意※
エッセンシャルオイルを使用するときは次の点に注意してください。

・エッセンシャルオイル原液は、飲用しないこと
・エッセンシャルオイル原液は、直接肌や目に塗らないこと
・エッセンシャルオイルは発火性があるので、火の近くでは使用しないこと
・妊娠中の方は使用を控えること
・乳幼児に対しては、使用量・使用方法に注意し、子どもの手の届かない場所へ保管すること
・エッセンシャルオイルは、100%自然なものを選ぶこと

続いては、エッセンシャルオイルを7つの系列別にいくつかご紹介します。


エッセンシャルオイル:フローラル系


恋のアロマテラピー前編:エッセンシャルオイルの紹介と使い方

●ローズ

花の女王に君臨する薔薇。その上品で華やかな香りは、女性としての魅力をアップさせてくれます。また、ストレスや緊張をやわらげ、至福感を与えてくれる効果もあるとされています。
これから素敵な恋をしたい!という方に試してほしいオイル。

世界三大美女といわれるクレオパトラも特にローズの香りを好み、香水としてはもちろん、ローズとロバのミルクのお風呂に入っていたといわれています。

●ジャスミン

日没後に開花するジャスミンは、甘美でエキゾチックな香り。その香りは、自信を無くしたときに勇気を与えてくれます。
また、ジャスミンはセックスのときもおすすめ。昔から「夜の女王」と呼ばれて、子宮強化作用や媚薬効果があるといわれてきました。

●カモミール(カミツレ)

りんごのような甘い香りをもつカモミール。古代ギリシアでは「地上のりんご」と呼ばれていました。
カモミールには、「カモミールジャーマン」と「カモミールローマン」の2種類がありますが、カモミールジャーマンはスキンケアに役立つ成分が多く含まれ、カモミールローマンにはリラックスさせる成分が多く含まれています。

●ネロリ

ネロリはビターオレンジの花から抽出される、フローラルな香りのエッセンシャルオイル。
ネロリという名前は、イタリアのネロラ公国の公妃、アンナ・マリアが愛用したことが由来だそうです。

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌を促す作用があるので、不安な気持ちや悲しい気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。

●ラベンダー

ラベンダーには気持ちを落ち着かせる働きがあり、心身の緊張による不眠、神経性の片頭痛にも効果的。
緊張しているとき、イライラしているとき、ゆっくり眠りたいときにおすすめです。


エッセンシャルオイル:エキゾチック系


●イランイラン

イランイランは、催淫効果があることで有名なアロマ。濃厚でエキゾチックな香りです。
官能的な気分にしてくれる、不安を解きほぐして明るい気持ちにしてくられる効果があるといわれています。

ちなみにインドネシアでは、結婚式を挙げたばかりの夫婦のベッドにイランイランの花を撒いておくという風習が、現在でも続いているそうです。

●サンダルウッド(白檀)

寺や仏間を連想する、濃厚でオリエンタルなサンダルウッドの香りは、不安を拭い去りリラックスさせる効果があります。
女性ホルモンに似た成分が含まれているため、月経不順などにも良いとされています。
また、性欲を高める効果があることでも有名で、特に男性に対して強い効果を示すといわれています。

●パチュリ

若葉を乾燥させ、さらに発酵させてから抽出するパチュリのエッセンシャルオイルは、土っぽく癖のある香り。
緊張や不安をやわらげ、心のバランスを取り穏やかにする効果があるとされています。

また、イランイランと並ぶ催淫作用をもつ香りとしても有名。
セクシーな気分を高めつつ、深い安心感を与えてくれるので、ゆっくりまったりエッチをしたいときにおすすめです。


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エッセンシャルオイル:柑橘(かんきつ)系


恋のアロマテラピー前編:エッセンシャルオイルの紹介と使い方

●ベルガモット

アールグレイ紅茶の香りで有名なベルガモットは柑橘系ですが、フリーティーでフローラルな優しい香りが特徴です。
「自然の抗うつ剤」とも呼ばれていて、メンタルケアに効果的。イライラした気持ちやストレスを緩和させ、明るくポジティブな気分に導いてくれる効果や、食欲不振、不眠の改善にも良いとされています。

●スイートオレンジ

甘酸っぱくみずみずしいスイートオレンジの香りは、ストレスを取り除き、前向きで明るい気持ちにしてくれます。
安眠を促す作用があるため、就寝前のアロマバスや寝室のフレグランスにもおすすめ。

また、便秘のような腸の不調に働き、脂肪の消化を助ける作用や風邪の予防にも効果的とされています。

●レモン

レモンの果皮から抽出されるエッセンシャルオイルは、甘酸っぱいフレッシュな香り。
レモンのエッセンシャルオイルには、血行をよくする働き、リラックス効果のあるリモネンが多く含まれています。
気分転換したいとき、リフレッシュしたいときにおすすめです。


エッセンシャルオイル:ハーブ系


エッセンシャルオイル:ハーブ系

●ペパーミント

ミント独特のスーッとした香りをもつハーブ、ペパーミント。そんなペパーミントのエッセンシャルオイルは、数あるミントの中でも薬効に優れていることで知られています。
気分をスッキリさせる、胃腸の調子をよくし、吐き気の緩和させる効果が期待できます。

●クラリセージ

クラリセージは、スパイシーなハーブの香り。
その名前は「明るい」という意味のラテン語「クラルス」からきています。

ストレスが大きいとき、精神的につらいときなど、心を深く鎮めてくれる働きがあります。
また、女性の強壮剤ともいわれていて、子宮を活性化させる効果、緊張を和らげて、充実感を与えてくれる効果あるとされています。

アルコールとの相性が悪く、飲む前後に使用すると悪酔いすることがあります。


エッセンシャルオイル:樹木系


●ジュニパー

森のようなスッキリした香りのジュニパーは、お酒ジンの香り付けでも有名。

高い浄化作用をもつジュニパーには、ネガティブな感情を押し流し、浄化させてくれる力があるとされています。
また、むくみ改善、関節炎・リウマチの緩和などに効果があると考えられてきました。

●サイプレス

ウッディーで少しスパイシーな香りが男性にも人気。
サイプレスには膨張した血管の収縮を助ける効果、イライラや怒りを静めてくれる効果も期待できます。


エッセンシャルオイル:スパイス系


エッセンシャルオイル:スパイス系

●シナモン(桂皮)

スパイスとして有名なシナモンは、癖のあるスパイシーで甘い香りが特徴です。
最近は血管のアンチエイジング効果で話題になりました。
心も体も暖まるシナモンの香りには、やる気アップ、胃腸の機能調整、発汗、血行促進、子宮収縮などの効果があるとされています。


エッセンシャルオイル:樹脂系


●フランキンセンス(乳香)

ウッディーで澄んだ香りのフランキンセンス。
昔はとても貴重なものとして知られ、新約聖書にイエス・キリストが誕生したときに、東方の三賢人がフランキンセンスと没薬、金を捧げたという話が載っています。

フランキンセンスは不安な気持ちをやわらげる働き、肺を浄化する働きがあるとされています。

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エッセンシャルオイルの基本的な使い方


恋のアロマテラピー前編:エッセンシャルオイルの紹介と使い方

●芳香浴

芳香浴とは、エッセンシャルオイルを空間に拡散させて楽しむ方法。手軽に取り入れられます。
エッセンシャルオイル1種類だけでも、いくつかをブレンドしてもOKです。

最近では、専門店じゃなくてもアロマポットを置く雑貨屋などが多いので、自分好みの形や色を気軽に選んでみましょう。かわいい香炉やおしゃれなアロマディフューザーで、香りをただよわせて、香りを楽しみましょう。

●アロマバス

アロマバスのやり方もとても簡単・・・・・