恋愛・夫婦関係
2019年3月9日

同棲カップルの家事分担。「褒めて伸ばす」「家事に参加させる」はNG!?


どんなに相性がいいと思えたカップルでも、同棲をきっかけに関係が変わってしまうことはよくあります。同棲をすると、好きな人と毎日一緒にいられて幸せなはずなのに、そこはかとない「不公平感」が漂ってしまいがちだからです。不公平感をつくりだす最たる要因は、「家事の分担」が女性側に偏ってしまっていることです。


[目次]

  • 男女の家事分担問題。夫婦の場合はどうなっている?
  • しんどい…なぜ多くの男性は家事をしないのか
  • イライラ!同棲中の家事分担問題を解決するためにしてはいけないことは?
  • 同棲中に、家事の「家庭内男女平等」を達成する方法とは?
  • 家事は、労働。「愛情の搾取」は、愛を失わせる


  • 男女の家事分担問題。夫婦の場合はどうなっている?


    同棲カップルの場合、「彼氏が家事をしてくれない」という話はよく耳にします。実際、男女の家事分担はどのようになっているのでしょうか? 同棲カップルの家事分担比率の調査は見当たらなかったため、ここでは、共働き夫婦の家事分担率についてみていきたいとおもいます。

    市場調査メディア・ホノテの調査によると、2018年の共働き夫婦の家事分担は下記のような割合になっています。(※1)

    ●共働き夫婦の家事分担 2018年

    ・フルタイムの共働き家庭で、家事を妻がメインでしている家庭は64%。妻と夫で平等に分担している割合は31%にしか満たない
    ・家事分担の理想の比率は妻50%夫50%だが、現実は妻90%夫10%
    ・妻がほぼ家事を担う家庭は、40代で35%、30代で24%、20代で17%。若い世代ほど分担が進んでおり、20代は40代の半分ほどになっている

    以上のデータから分かることは、「女性側がフルタイムで働いていても、男女間の家事は平等には分担されておらず、女性が男性より家事分担を多く受け持つことが多い」という現実です。分担が公平になされておらず、多くの家庭で妻が9割の家事を担っているという現状はかなりショッキングなものです。

    ただし、若い世代ほど家事分担は進んでおり、今後この傾向が変わっていくことが期待されます。


    しんどい…なぜ多くの男性は家事をしないのか




    ところで、なぜ男性は家事をしないのでしょうか? そこには様々な理由が考えられます。

    ●男性が家事をしない理由1 そういう家に育ったから

    前述したように、年齢が上の世代ほど、家事分担は進んでいません。つまり、母親が働きながらほとんどの家事を担っているような家庭に育った人は、現状とても多いということです。自分の家庭が標準的な家庭だと認識している場合、女性は外で働いていても家事をして当然だと無意識に思い込んでいる可能性があります。

    ●男性が家事をしない理由2 自分の方が稼いでいるから

    自分の方が高収入で・・・・・