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2017年4月23日

GWは、日本全国のお祭りへ行こう!


春の新学期・新生活は始まったばかりですが、このへんで、ほっと一息つきたいところ。
そんなときに、ゴールデンウイークが、待ち遠しいですね。

ということで、今年はどこに行くかまだ決まってない人へ、この時期しか見ることのできない、各地のお祭りをご紹介します。


多度祭(三重県桑名市)


いつもはニュースで見るだけだけど今年は…

・日程:2017年5月4日、5日
・場所:多度大社(たどたいしゃ)

●見どころ

地元から選ばれた14~18歳の少年6人が、若武者姿で馬に乗り疾走。2m近くの土壁を駆け上がります。
そして、この神事は、昔から農作の時期や豊凶を占われてきました
壁を越えた回数が多ければ豊作、少なければ凶作、また、登った馬の順番で、稲の品種を決めることも。
最近では、その上がり方によって、景気も占っているとか

馬が走る狭い沿道には、毎年10万人以上が詰めかけ、その迫力に圧倒されています。

●感想

「天下の奇祭と呼ばれる、上げ馬神事。急な坂を上る馬も人も本当にすごいです」(30代女性)

「今年は近くで見られる桟敷席を取ろうと思っていたのですが、早い段階で満席に(泣)。来年、再チャレンジしたいです」(40代男性)


くらやみ祭(東京都府中市)


明治時代のスイス外交官も感動!? 江戸中から人が集まった神事へ

・日程:2017年4月30日(日)~5月6日(土)
・場所:大國魂(おおくにたま)神社

●見どころ

東京から埼玉にかけての武蔵の国の守り神として、大國魂大神を祭った神社の祭りで、毎年70万人以上が訪れます。

お祭りのメインとされる「神輿渡御」では、花火の合図から大太鼓が鳴り響き、8基のみこしに乗った神様が、闇夜にお出ましになるため「くらやみ祭」とよばれています
1週間続くこのお祭りは、見どころがたくさん!

5月3日(水)夜に行われる「競馬式(こまくらべ)」では、6頭の馬に烏帽子・直垂(ひたたれ)姿の騎手が、旧甲州街道を疾走。
翌日夕方からは、ちょうちんの明かりに照らされた24台の山車が、おはやしを鳴らしながら巡行します。

歴史は古く、江戸時代のガイドブックには、すでに紹介されていたとか。
明治初期に来日したスイス外交官のアンベールは、この祭りの様子を詳細にリポートし、イラストも残しています。

●感想

「行くなら5月3~5日がおすすめです。屋台も出て、毎年たくさんの人で盛り上がります」(30代男性)

「府中の街が、くらやみ祭一色になるこの時季は、いつもワクワク」(30代女性)


鍋冠祭(滋賀県米原市)


『伊勢物語』にも登場…8歳の少女8人がお鍋をかぶる!?

・日程:2017年5月3日(水)
・場所:筑摩神社

●見どころ

「日本三奇祭」のひとつともいわれる鍋冠祭(なべかぶりまつり)。
現在では、緑色の狩衣(かりぎぬ)に緋色の袴を着た8歳前後の少女8人が、黒の鍋や釜をかぶって約300人の行列とともに、神社までを練り歩く、とてもかわいらしい祭りですが、かつては年頃の女性がかぶっていたとも。

筑摩神社の祭神が、食物の神であるとともに、特産の土鍋(近江鍋)を差し出していたのが始まり、といわれています。・・・・・