ライフスタイル
2018年7月7日

法律相談|義母の愚痴をSNSに書いていたら、訴えると言われてしまった


お悩み


「結婚して義両親と同居していたのですが、うまく行かず、妊娠を機に近距離別居になりました。子どもはもう生まれて、もう少しで復職します。
義母から嫌味を言われ、料理ができない、掃除ができてないという細々としたものから、子どもはまだかなど。また、親孝行ということで、アレコレ買わされました。歩いて20分くらいですが、別居になったのに連絡なしで家に来ます…。
ストレスで、私はSNSで承認した人以外観覧不可の『鍵垢設定』にして、義理の両親の愚痴をつぶやきました。主に義母とのことです。もちろん名前などは書いていません。
しかし、なぜか義母が私のSNSの内容を知っていて、ある日、『訴訟する』と言われました。侮辱罪にあたるのでしょうか?」

20代後半
chieさん



回答


chieさん、こんにちは。
パートナーのご両親と感情的にうまくいかなくなってしまうことは珍しくないのですが、さすがに訴訟とは穏やかではないですね。

●SNSの書き込みトラブルは、法律的に見ると「刑事事件」と「民事事件」に分けられる

SNSの書き込みの法律的な問題は、二つの場面に分けられます。


一つは「刑事事件」で、chieさんがご心配されている『侮辱罪(ぶじょくざい)』や『名誉毀損罪(めいよきそんざい)』という「罪を犯した(犯罪)」といわれるものです。これは、警察が被害者からの被害届を受理して捜査を開始し、罪を犯したと思われる証拠を集め、検察官が裁判所に起訴する手続です。

もう一つは「民事事件」で、これは・・・・・

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