カラダ
2019年9月22日

生理がこず、基礎体温も低いまま。これは閉経の前兆?


[目次]

  • お悩み:閉経前の基礎体温はどうなるの?
  • 回答:更年期の基礎体温は、低温期のみの状態が増えてくる


  • お悩み:閉経前の基礎体温はどうなるの?


    「私は今年47歳になります。去年の9月にも生理がなく、先月も生理がありませんでした。基礎体温も低いままです。閉経になる前の基礎体温はどうなるのでしょうか?」

    40代
    かおりさん



    回答:更年期の基礎体温は、低温期のみの状態が増えてくる


    かおりさん、こんにちは。
    月経が不順になり、基礎体温も低温期が続くようになり、閉経前の基礎体温はどのようになるのか、とうご質問ですね。

    まずは、そろそろ閉経を迎える時期である「更年期」と、その頃における月経の状態についてご説明しましょう。

    日本人女性の閉経の平均年齢は約50歳で、その前後の各5年間、すなわち45歳~55歳の間が更年期です。
    この時期は女性ホルモンのエストロゲンが急激に低下するため、それに伴い自律神経の働きも乱れがちになり、月経不順を始めとして、のぼせ、ほてり、肩こり、めまい、頭痛、不眠、イライラなど様々な症状が起こりやすくなります。

    月経の変化としては、まず周期が短くなったり、経血量が少なくなったり、月経の持続日数が短くなったりすることが多いのですが、閉経が近くなるにつれて、月経が3カ月くらい飛んだり、出血がだらだらと続いたりなど、閉経に向かうまでの月経の変化は人それぞれで個人差があります。そして、月経が1年間来ない状態をもって「閉経」となります。

    かおりさんは47歳で、まさに更年期世代、月経も不順になってくる時期ということになりますね。無排卵になることも増え、無排卵月経の起こる頻度も高くなってきます。そのため、基礎体温は高温期がなく、低温期のみの状態が増えてくるのです。年齢的には生理的な状態と言えるのですね。 これらのアドバイスが、かおりさんのお役に立てれば幸いです。