×
  • マイページ
  • 手帳
  • 診断
  • よみもの
  • 事典
  • 検索
  • スパボTOP
メニュー
ジャンル

Supabo - スーパーボディ

検索
閉じる

カラダ
2010年2月11日

生理後にPMSのような症状が出る…

月経前症候群(PMS)


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
yumi*tomoさん、「一体、自分は何なのだろう?」と悩んでおられるのでしょうね。

ご自分でも「排卵日近く」と気づいておられるようですが、排卵日の2〜3日前には、卵胞ホルモン(FSH)が一時的に、大量に分泌されます。それに続いて黄体ホルモン(LH)が大量に分泌されます。この刺激によって排卵が起こるため、排卵日の直前は、いうなれば、ホルモンの激動期といえます。

yumi*tomoさんは、ホルモンの変動に敏感なタイプなのでしょう。それを「病気」と呼ぶのは、ちょっとためらわれますが、ご本人がそれで困っていて、医学的な対応ができるものであれば、対応したほうがいいと思います。
幸いなことに、いくつか対策が考えられます。

まず、今すぐ子供を産みたいと思っていなかったり、妊娠、出産、育児が無理な環境であるのなら、低用量ピルがお勧めです。
低用量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの一時的な大量分泌と排卵を抑制するので、yumi*tomoさんを悩ましている症状が改善されるでしょう。
ピルについては、「むくむ、太る、体に悪い」など、いろんなマイナスの情報が飛び交っているようですが、本当はそんなに怖い薬ではありません。むしろ、女性にとってプラスも多い薬です。詳しいことは、クリニカ・アンジェラのホームページ(PC用)
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/angela/
の『低用量ピル』の章に説明しているので、ぜひお読みください。

それでも、ピルを飲むのが不安、あるいは、できれば早く妊娠したいという事情があるのなら、ピル以外の方法を考えましょう。
この場合、2つの方法があります。

1つは、排卵日直前の数日間だけ精神安定剤を使うことが挙げられます。
精神安定剤もピルと同様、使うのをためらわれる薬かもしれません。だけど、1カ月のうちの数日だけなら、依存などの問題は起きないでしょう。何日かだけ薬を使うことで、自分も周りの人達も快適に過ごせるなら、そのほうが良いかもしれません。

もう1つは、漢方薬を使うことが挙げられます。
女性ホルモンが関係する精神症状に効く漢方薬は、加味逍遥散(かみしょうようさん)や桃核承気湯(とうかくじょうきとう)など、いくつかあります。生理後、1週間〜10日くらい、上記の漢方を毎日飲むようにします。
どの漢方薬が良いかは、yumi*tomoさんとの相性もあるので、使ってみないと分かりません。それぞれ試してみて、自分に一番適したものを選ぶと良いでしょう。

ピルであれ、精神安定剤であれ、漢方薬であれ、yumi*tomoさんが「これがいい」と思うものを選んでください。もちろん、どれか1つだけでなく、いくつか組み合わせて使うことも可能です。
これらの対策によって、yumi*tomoさんが快適な生活を送れるようになることを願っています。

薬を処方してもらうためにも、まずはお近くの婦人科に相談してみてくださいね。
  • 前へ
  • おすすめ関連コンテンツ
  • 生理前と生理中の症状が変わった…

    PMSと慢性頭痛、どの薬も効きません!

    排卵痛時、おなかが腫れます

    こむらかえりもPMS(月経前症候群)のひとつ?

    生理前のおなかの張りがツライ�

カラダに関連するキーワード

月経(生理)

月経前症候群(PMS)

おりもの

避妊・ピル

更年期

痔

尿もれ

ぼうこう炎

乳房の病気

子宮の病気

婦人科・性感染症

妊活・プレママ

妊娠・出産

性の悩み

肩こり

頭痛

脳の疲れ・病気

その他のヘルスケア



カラダの記事をもっと見る
  • 必ずお読みください

スパボTOPへ

  • マイページ
  • 手帳
  • よみもの
  • 診断
  • 事典
  • 検索
  • |対応情報
  • |利用規約
  • |監修者・執筆者
  • |特定商取引法
  • |個人情報保護方針

© mediaseek