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カラダ
2010年2月25日

突然気を失った理由とは?

その他のヘルスケア


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
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「先日、睡眠中トイレに行きたくなり起きてトイレに行きました。少し胸の痛みを感じたまでは覚えていますが気付いたら気を失いトイレの床に倒れていました。倒れた時にどこかに打ったのか唇の下と口の中が切れてました。
一人暮らしなのであのまま気を失ってたらと考えたら怖くなりました。
ただの貧血とかなのでしょうか? 気を付けたら良い所あれば教えて下さい。」

20代後半
あさみVさん
あさみVさん、一人暮らしでこんなことが起きて、さぞかし心配なさっていることでしょう。
この回答文を読んで、少しでも安心していただけることを願っています。

お伺いした症状から、一番考えられるのは、起立性低血圧です。
これは、寝た状態、あるいは座った状態から急に立ち上がった時、脳に行く血液が減って、めまいがし、ひどい時には気を失う症状のことをいいます。

眠っている間は、心臓と脳が同じ高さになるので、脳にも十分な血液が流れます。また、緊張がほぐれるため、血管も広がります。その状態から急に起き上がると、脳は心臓より数十センチ高い位置になるため、脳に血液が行きにくくなります。そうなると、あさみVさんのような症状が起きるのです。
また、夜中に起きた時は、完全に目が覚めきっていないので、ちょっとしためまいには気付かず、そのまま立ち上がって歩きだすことがあります。それでちょっと歩いてから、急に気を失ったように感じてしまいます。

もちろん、体を起こして数秒すれば、体中の血管が適度に収縮して、脳にもちゃんと血液が行くようになりますが、睡眠時間帯=夜中は日中に比べ、血管を収縮させる反応がややにぶくなります。

起立性低血圧を防ぐには、ベッドで起き上がった時、そのまますぐに立ち上がらず、ベッドで上体を起こし、2〜3秒待ってからゆっくり立ち上がるようにするといいでしょう。

なお、夜中の起立性低血圧を助長する要因がいくつかあります。

1つは、食事の取り方です。たとえば、寝る前に食べ過ぎると、寝ている間も消化のために血液が胃腸に集まるので、脳に行く血液が減ります。

逆に、あまり空腹過ぎると、低血圧だけでなく低血糖によっても、めまい、失神を引き起こしてしまいます。
夕食は寝る3〜5時間くらい前に済まし、どうしても夕食が寝る直前になってしまうなら、あまり食べ過ぎないように注意してください。

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