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カラダ
2010年6月10日

ピル服用してもイライラや不安感が改善しません

妊活・プレママ


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
りたさん、「ピルを飲んでいるのに、なぜ?」と素朴な疑問をいだいておられるのでしょうね。
まず、基本的なことですが、ピルは生理痛や生理不順のような体の症状にはよく効きますが、イライラや不安など心の症状には効きが悪いです。
ですので、生理前症候群(PMS)については、ちょっと期待外れだったかもしれませんね。
ただ、PMSに効きが悪いことはあっても、PMSを悪化させることはめったにありません。
めったにないことが起きたのは、2つの理由が考えられます。

[1]今のんでいるピルがりたさんに向いてない
ピルと一口に言っても、いろんな種類があります。
避妊効果はみな同じですが、その他の作用・副作用は人それぞれ違っていて、向き不向き、合う合わないがあります。今、使っているのとは別の種類のピルを使うと良いかもしれません。

[2]ピル以外の要因でPMSが悪化している
りたさん自身が書いておられるように、生活環境が変わり、ストレスが増えたのなら、ピルの効果を打ち消してPMSが悪化する可能性はあります。
その場合は、ピルとは別にPMSに有効な治療をするのが良いでしょう。
お薬なら、加味逍遥散(かみしょうようさん)や桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などの漢方薬をよく使います。
精神安定剤には抵抗があるかもしれませんが、生理前の数日間なら、依存になる危険は少ないですので、本当にイライラしてどうしようもない時に使うと良いでしょう。

また、ストレスでPMSが悪化するなら、消極的に思えるかもしれませんがストレス源になるような人や状況を避ける工夫をするのも、大変有効な対策です。
そのほか、イライラしそうな時には深呼吸するなど、自分で自分の気持ちを落ち着けるコツをつかんで活用するのも良いと思います。

りたさん、PMSを軽くする工夫はいろいろあります。これらの工夫を上手に組み合わせて、落ち着いた日々を送れるようになることを願っています。
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