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カラダ
2010年6月24日

カンジダを繰り返しているけど、一人Hが原因�

婦人科・性感染症


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
とおるぱぱさん、一人でいろいろ悩んでいるんですね。あまり人に相談できない悩みこそ、ここで相談していいのです。

さて、わたしが相談文を読んで最初に思ったのは、「本当にカンジダなのかな?」ということです。かゆみはカンジダ以外にもいろんな原因で起こります。
例えば、湿疹、アレルギー、敏感肌などもかゆみの原因になります。

おりものの異常、つまり白いポロポロしたおりもの(カッテージチーズやおからのようだと表現されます)が増えるようなことがなく、単にかゆいだけなら、カンジダではない可能性が高いです。
相談文にある、シャワー、ティッシュでぬぐう、一人Hなどからは、カンジダよりも敏感肌や湿疹の可能性が高いように思います。
そういうことが考えられるなら、きちんと原因を調べて、それに見合った処置、治療をしてください。

このようなことが原因ではなく、間違いなくカンジダだとしたら、カンジダの予防法を考えましょう。

まず、基本的なカンジダの説明をしましょう。
カンジダそのものはどこにでもいる菌です。正確には真菌と言って、酵母やカビの仲間です。
特別なことをしなくても、膣の中に入り込むことはあります。
一人Hしたからといって特にカンジダが入り込みやすくなるわけではありません。
ただし、仮にカンジダが入り込んだとしても、十分な免疫力があれば、撃退できます。
免疫力が落ちていると、入り込んだカンジダが繁殖して、かゆいとか痛いという症状を引き起こします。
免疫力を落とす要因としては、睡眠不足、疲労、栄養のアンバランス、ストレスなどがあります。これらの要因に思い当たるものがあれば、それを改善することでカンジダになりにくくなります。

次に、カンジダについて注意してほしいのは抗生物質です。
抗生物質を使うと、カンジダがはびこりやすくなります。
健康な女性の膣には、デーデルライン菌という乳酸菌の仲間が住んでいます。この菌がいるおかげでほかの雑菌やカンジダが繁殖しないのですが、抗生物質を使うと、この菌が死んでしまいます。そのすきに、雑菌やカンジダがはびこってしまいます。
ということなので、ちょっとした風邪でも抗生物質を使うようなことは避けてください。

しかし、免疫力を落とすような事情もなく、抗生物質も使っていないのに、しょっちゅうカンジダになるとしたら、「体質」としかいいようがないかもしれません。その場合も対策はあります。
それは、弱酸性の水で1日1〜2回、膣の中を洗うのです。具体的には

�小さじ1杯(およそ5ml)のお酢を、コップ1杯(およそ200ml)の水で割ります。
これが、ちょうど健康な膣の中と同じくらいの弱酸性(pH4〜5くらい)になります。
※高級なお酢でなくて、一番安い合成酢で結構です。

�この弱酸水をビデやセペに入れて膣の中を流すように洗うと良いです。

副作用はありませんから、試してみてください。
ここに述べたことがとおるぱぱさんのお役に立つことを願っています。
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