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カラダ
2010年8月26日

子宮頸がんワクチンで副作用などある?

子宮の病気


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
子宮頸がんのワクチン(より正確には、ヒトパピロマウイルス(HPV)ワクチン)について、いろいろと不安を感じておられるようですね。

まず、不妊症については心配いりません。HPVワクチンで不妊になることはありません。
胎児への影響についても、これまで奇形が増えるというような報告はありません。
ただ、後ほど説明するような理由で、HPVワクチンを接種している間はセックスを控えたほうがよいでしょう。

HPVは子宮頸がんの究極の原因です。HPVに感染しなければ、子宮頸がんは発生しません。
ですので、ワクチンでHPVの感染を予防すれば子宮頸がんにならずに済みます。
そのため「HPVワクチン」が「子宮頸がんワクチン」と呼ばれる事もあるのですが、注意して欲しい事が3つあります。

100%予防ができるわけではない
まず、一口に「HPV」と言っても、何百ものタイプがあり、子宮頸がんの原因となるタイプも何十と知られています。
現在使われているHPVワクチンは、子宮頸がんの原因として最も頻度の高い、ふたつのタイプのHPV感染を防ぐワクチンです。
これによって70%の子宮頸がんを予防できるとされていますが、100%予防できるわけではありません。

感染の検査をしてから接種を。
次に、ワクチンは感染を防ぐものですから、既に感染している場合は無意味です。
ワクチン接種の前にHPVに感染していない事を検査で確かめてください。

ワクチン接種期間中のセックスは控えること。
最後に、ワクチンは3回接種します。
1回目の接種の1カ月後に2回目、それから5カ月後(1回目から数えて半年後)に3回目の接種となります。
1回目を接種する前はHPVに感染していなくても、3回目の接種までにセックスをして感染したら、せっかくの接種が無意味になってしまいます。
ですので、接種している間、セックスは控えてください。
どうしてもという場合は、必ずコンドームを使ってください。

以上の事を頭に入れて、あまり不安にならず、リラックスした状態で予防接種を受けてくださいね。
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