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カラダ
2010年11月4日

陰部のかゆみはセックスが原因?

婦人科・性感染症


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
ゆぅ0426さん、いろいろ心配なさっているようですね。
最初に、一番心配なことにお答えします。
細菌性膣炎は性病ではありません。
セックスでうつる病気ではないのです。


だから、彼氏にうつす心配はないし、彼氏からうつされたわけでもありません。
細菌性膣炎は、ふだん日常の環境にいる菌、たとえばブドウ球菌とか大腸菌といったありふれた菌が膣の中に入り込んで繁殖するために起こります。
どこにでもいる菌なので、誰かからうつされなくても、入り込む機会はあります。だけど、入り込んでも繁殖することはめったにありません。
なぜかといえば、女性の膣には2段構えの防衛線があるからです。

その�デーデルライン菌
健康な女性の膣の中にはデーデルライン菌という乳酸菌の仲間がいます。
この菌は乳酸を作り、そのおかげで膣の中は弱酸性に保たれています。たいていの細菌は酸に弱いので、この程度の弱酸性でも繁殖を抑えることができます。また、デーデルライン菌という「先住民」がいるお陰で、新しいほかの菌が入り込みにくい状態になっています。

その�免疫力
膣に限らず、人の体には免疫力があります。少々の菌が入り込んでも、白血球によって食べられたり、抗体によって破壊されたりします。

この2つの防衛線のうちのどちらか、あるいは両方が破れると、菌が膣に入り込んで繁殖し、細菌性膣炎を引き起こすのです。

たとえば、何かの病気のために処方された抗生物質でデーデルライン菌が死ぬことがあります。
あるいは、過労や寝不足、ストレスなどで免疫力が弱まることもあります。

くりかえしますが、セックスでうつるわけではありません。

治療は、何もしなくても自然に(自分の免疫力で)治ることもあります。症状があまり気にならないなら、自然に治るのを待っていてもいいです。
症状が気になるなら、婦人科を受診して抗生物質の膣錠を処方してもらってください。
原因についても治療法についても、そんなに心配する病気ではありません。
あまり神経質にならないでくださいね。
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