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カラダ
2011年1月13日

ピルがカラダに合わない

妊活・プレママ


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
ひよりさん、いろいろ迷っておられるみたいですね。

ご質問の内容を整理すると、

・・・・・・・・・・・・・・
●ピルをのみ始める前は、生理痛と月経前症候群(PMS)がひどかった。
●ピルをのみ始めてからは、生理痛は軽くなったが、PMSは改善せず、生理前から生理中にかけて血圧が上がるようになった。
●ピルを服用することのメリットとデメリットの判断に迷っている
・・・・・・・・・・・・・・

ということですね。

まず最初に確認しておきたいのは、生理前から生理中にかけて血圧が上がるのは、本当にピルをのみ始めてからのことなのか、ということです。

たとえば、ピルをのみ始めてからは、生理前から生理中にかけて血圧が160/90ぐらいに上がるということであれば、それはピルの副作用だと判断できます。
(ピルをのみ始める前、生理前から生理中にかけての時期と、それ以外の時期[生理が終わって1〜2週間くらいの時期]に血圧を測ったことが何度かあるとします)

ピルをのみ始める前の血圧の状態がはっきりしないのなら、生理前から生理中にかけての血圧上昇がピルの副作用だとは断定できません。
生理前〜生理中の血圧上昇がピルの副作用であるのなら、いま服用しているピルは中止する方が良いでしょう。

その上で、そのままピルは一切使わないか、別のタイプのピルを使うかという選択肢があります。

どちらを選ぶかは、今のピルによる生理痛の改善をひよりさんがどの程度に評価するかで決まります。

今のピルをかなり高く評価している(ピルを止めることで以前のような生理痛が再発するのがとても怖い)なら、別のピルを試す方をお勧めします。
うまくいけば、血圧が上がらないで生理痛が軽くなるかもしれないからです。

仮に、別のピルでも血圧が上がるとしても、生理前〜生理中の1週間か10日ぐらい血圧が160/90程度に上がるぐらいなら、長期間でなければ致命的なことにはならないでしょう。

生理前〜生理中の血圧上昇がピルの副作用ではないのなら、ピルを止める理由はありません。
この場合、今のピルをそのまま使い続けるか、別のピルを試すかという選択肢があります。

今のピルをそのまま続けるなら、PMSは別の手段で治療することになります。
たとえば、漢方薬とか精神安定剤などです。

別のピルに変えると、PMSも改善する希望はありますが、今と変わらない可能性もあります。
あるいは、今までのピルにはなかった副作用(吐き気、むくみなど)が表れる可能性もあります。

ひよりさんが、ピルを変えることのプラスの可能性とマイナスの可能性のどちらの方を強く意識するか、それが決め手になります。

結局
ピルを一切中止する
今のピルを続ける
別のピルを試す
という3つの選択肢があって、どれを選ぶかはひよりさんが決めるしかないのですが、これまでの説明で状況がよりクリアになって、ひよりさんの選択の手助けになったのなら、幸いです。
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