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カラダ
2011年2月24日

「無排卵」の状態が続くとどうなる?

子宮の病気


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
無排卵が続けば、妊娠・出産することはありません。

そのこと自体は、今現在だけでなく今後もずっと出産の予定(希望)がないのなら、重大な問題はないのですが、卵胞(卵子が入ってる袋)は造られているのに排卵しないのか、そもそも卵胞が造られていないのか、確かめておく方が良いでしょう。
これは排卵期の直前にエコーで検査すれば分かります。

卵胞は造られているのに排卵しない場合
この状態がずっと続くと多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)(PCOS)になる可能性があります。

PCOSというのは、その名のとおり、卵巣に嚢胞(小さな袋のようなもの)がたくさんできて卵巣が腫れる病気です。

原因はいろいろありますが、卵胞が造られても排卵しないことも原因のひとつです。
つまり、造られた卵胞が排卵しないためにそのまま卵巣に残って嚢胞になり、翌月に新しい卵胞がまた造られて、それも排卵しないために卵巣に残って嚢胞になって・・・・と何回も繰り返すことで、卵巣に嚢胞がたくさんできてPCOSになるのです。
(これ以外のプロセスでPCOSになることもあります)

PCOSの一番の症状は無排卵ですが、これはよりりんさんの場合、問題にならないでしょう。ほかに、生理不順、肥満、多毛(毛深くなる)などの症状が現れることがあります(全員ではありません)。

エコーでPCOSが認められて、これらの困った症状が現れている場合には、治療が必要になります。

そもそも卵胞が造られていない場合
この場合は、女性ホルモンがきちんと分泌されていない可能性があります。
分泌されているかどうかは、血液検査で簡単に分かります。

女性ホルモンは、排卵、妊娠、出産のためだけでなく、女性の健康にとって必要なものですから、それがきちんと分泌されていないなら、ホルモンを補うなどの治療を受ける方が良いでしょう。

この2つの点を確かめるため、そして何か問題があれば対処するために、もう一度婦人科でご相談なさる方がいいですよ。

これらのアドバイスによって、よりりんさんの不安が軽くなることを願います。
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