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カラダ
2011年9月1日

避妊リングで生理時に変化が…大丈夫?

避妊・ピル


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
ひな3284さん、こんにちは。
避妊のためのリングを入れたのですね。

避妊リングは、正式には「子宮内避妊用具(Intra Uterine Device, IUD)と呼ばれるもので、子宮内に小さな器具を入れて、受精卵の着床を防ぐようになっており、かつて古代エジプト時代に、ラクダを妊娠させないために膣に石を入れたのが始まりと言われています。

日本では約80年前に「太田リング」という輪っか状のリングが考案され、以後なるべく副作用が少なく避妊効果のより高い形や材質のものが作られるようになり、最近では銅を付加したものも用いられるようになりました。

避妊リングには、以下のメリットがあります。
●一度挿入したら数年の避妊効果が得られる
●取り外せばまた妊娠できる
●性感を損なわない
など

しかし、その半面、以下のような副作用も見られます。
◆不正出血
◆過多月経
◆過長月経
(月経持続期間が長くなること)
◆月経痛、下腹部痛、腰痛
など

ちなみに、下腹部痛は約19%、出血は約18%、腰痛が約1%の人に見られるという報告があります。
また、リングを入れた人の中で、痛みや出血によるリングの使用中止率は、2.6%といわれています。

特にリングを入れた直後の頃は、不正出血や腰痛などで心配になる方も割と多いようですが、このような副作用は、だいたい数ヶ月のうちに落ち着いてくるのが一般的で、治療を必要とするような挿入時の不具合は、あまりありません。

ただし、まれにリングがずれたり脱落することがあるので注意が必要です。
リングを入れた次の月経が終わったころに、リングがちゃんと正しい位置に入っているかの確認のため、診察を受けるようにしましょう。

ただ、それまでに出血量がひどく増えたり、下腹部痛や腰痛がひどい場合は、早めに診察を受けることが大切です。

このアドバイスで、ひな3284さんの不安が軽くなれば幸いです。
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