セックスが子宮内膜症の「いちばんの」治療法だとは、ちょっといい過ぎかと思います。

子宮内膜症の治療法としては、まず低用量ピル、次に漢方薬でしょう。
ただし、セックスとまったく無関係ともいえません。

子宮内膜症による痛み(生理痛)に限らず、あらゆる痛み、つまり頭痛であれ、歯痛であれ、腰痛であれ、どんな痛みも精神状態に大きく影響されます。
明るい気持ちでいる時は痛みも軽く感じるし、暗い気持ちだと痛みもひどく感じます。

だから、明るい気持ちでセックスできる精神状態であれば、子宮内膜症の症状も軽くなるでしょう。

また、一般論として愛し合える相手がいるほうが、そうでないより精神状態は良いことが多いでしょう。

「セックスが治療法」というのは、そのような意味だと思いますよ。

セックスとホルモン分泌の関係については、よく分かっていません。
この点をきちんと調べるには、セックスしている時に血液を採取してホルモンの量を検査しないといけませんが、そういうことはなかなかできないからです。

一般論として、セックスと精神状態、精神状態とホルモン分泌は、それぞれ互いにかかわりあっているといわれています。
精神状態が良ければ楽しいセックスができるし、楽しいセックスをすれば精神状態が良くなります。
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精神状態が良い
↓↑
楽しいセックスができる
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精神状態が良好ならホルモン分泌も安定するし、精神状態が悪化するとホルモン分泌も乱れます。
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精神状態が良好(悪化)
↓
ホルモン分泌が安定(乱れる)
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またホルモンが精神状態に影響することもあります。

ですから、セックスを楽しいと思える精神状態ならホルモン分泌も安定しているだろうというのは、数ヶ月とか数年という単位でみれば、そういえますが、セックスした直後にホルモン分泌に何か影響が出ることはないでしょう。

結論として、できるだけ明るい落ち着いた気持ちで毎日を過ごすのが子宮内膜症にとっていちばんよい対処法でしょう。 そして、より具体的な治療を考えるのなら、低用量ピルか漢方薬がおすすめです。

これらのアドバイスがきゃよさんのお役に立てば幸いです。