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カラダ
2011年10月20日

子宮頸がんの検査って何をするの?

子宮の病気

婦人科・性感染症


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
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子宮頸がん検診を受けようか、どうしようか、迷っておられるのでしょうか?

子宮頸がん検診は、内診台という専用の椅子に座ってもらい、膣にクスコという器具を入れ、子宮頸部(子宮の入り口)が見えるように膣をちょっと広げて、綿棒かブラシで子宮頸部の細胞を採取します。

子宮頸がん検診だけでなく、HPV(ヒトパピロマウイルス)の検査など、いくつかの婦人科関係の検査も同じような方法で行います。

クスコはいろんなサイズのものがありますが、いちばん小さいものは人差し指くらいです。
それでも、性経験のない人にはちょっと痛いかもしれません。
性経験があっても、初めて子宮頸がん検診を受ける時は緊張することが多いようです。

緊張すると、無意識のうちに膣が収縮して、クスコを入れる時の痛みがひどくなります。
ですから、初めて子宮頸がん検診を受ける時は、見ず知らずの医療機関よりも、なじみのある婦人科で受けるほうが良いでしょう。

子宮頸がん検診は性経験のある人だけが対象なのかどうかは、なかなか難しい質問です。

現在の医学の知識によれば、子宮頸がんはHPVに感染した人に発生するといわれています。
HPVが女性の子宮頸部に感染するルートとして、性行為以外はほとんど考えられないので、性経験のない女性は子宮頸がんにならないはずであり、検診も受ける必要はないはずです。

「はず」なのですが、現実には、性経験がないのに子宮頸がんになったケースがごく少数ですが存在します。

なぜ、性経験がないのに子宮頸がんになるのか、その理由はまだ分かっていません。
今の医学で説明できないこともまだまだたくさん残されているのです。

過去のカラダカウンセリング(下の「関連ページ」を参照)でこれに関連する質問にお答えしているので、興味があれば読んでみてください。

というわけで、今の医学で説明できないことも多いのですが、確実に分かっていることもあります。
それは、子宮頸がんはほかのがんに比べて若い年代で発症するということです。
30代、40代の患者さんがいちばん多く、20代で子宮頸がんが発見されるケースもあります。

ですから、20歳を過ぎたら、子宮頸がん検診とHPVの検査を受けておくことをおすすめします。

これを読んで、ぶうさんの迷いや心配が解消してくれることを願っています。
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