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カラダ
2012年1月26日

出産後も生理痛が重いワケは?

月経前症候群(PMS)


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
ゆんごろうさん、こんにちは。
月経前と月経中のさまざまな不調に悩んでいらっしゃるのですね。

月経前には、下腹部痛、腰痛、頭痛、むくみ、便秘、眠気、イライラ、憂うつ感などさまざまな身体・精神症状があらわれることがあり、これらの症状を、「月経前症候群(PMS)」といいます。

原因はいくつかありますが、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの急激な変動や、脳内で分泌され、癒しや安心感をもたらすセロトニンという神経伝達物質が月経前に減少することなどが原因として考えられています。

症状には個人差があり、毎回同じような症状に悩まされる人もいれば、ゆんごろんさんのように、様々な症状があらわれる人もいます。

また、月経時に起こる下腹部痛や腰痛、頭痛などが日常生活に支障をきたすほどひどい場合を「月経困難症」といいます。

これは、冷えや血行不良、月経時に子宮内膜から分泌されるプロスタグランディンというホルモンの過剰分泌によって子宮が過度に収縮してしまうことなどが原因として考えられますが、出産をすると子宮の入り口が柔軟になって月経血が流れやすくなり、子宮が過剰に収縮しなくて済むため、痛みは軽減することが多いです。

出産後も月経痛が増してきたり出血量が多くなっているような場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気がある可能性があるので、まずは、一度婦人科で診察を受け、原因となる病気がないかどうか診てもらいましょう。

症状を軽減するための治療法としては、漢方薬や低用量ピルなどがあります。

漢方薬は、血流や水分代謝を改善することによって症状を軽減することができます。
低用量ピルは、女性ホルモンの変動を抑え、月経血量を減らし、月経痛を改善する効果があります。

月経前も月経中も快適に過ごすためにも、婦人科を受診してゆんごろうさんに最も適した治療を受けることをおすすめします。

これらのアドバイスがゆんごろうさんのお役に立てれば幸いです。
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