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カラダ
2012年3月22日

生理前の強い痛みは病気?

月経(生理)


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
出血が始まる直前に痛みがひどくて、出血が始まってしまうと痛みがひくのは、子宮口(子宮の出口)が狭くなっていることが考えられます。

詳しく説明すると、出口が狭いために、生理の出血が子宮の外に出られずに中に溜まります。
溜まった血液を無理に押し出そうとして子宮が収縮して痛むのです。

そして、狭い出口からでも何とか血液が外に出るようになれば(生理の出血が始まれば)、痛みが消えるわけです。

一応、「子宮口狭窄」や「子宮頸管狭窄」という病名がありますが、肝心なことは、病気かどうかではなく、なぜ子宮口が狭くなっているか、その原因のほうです。

特別な原因がなくて狭くなってしまうこともありますが、以下の原因が見つかることもあります。
・手術(円錐切除や焼灼術)
・ポリープ
・子宮筋腫
・がん

このうち、手術(円錐切除や焼灼術)は子宮頸がんの治療として行われるものなので、くろくまさんの場合は考えなくて良いでしょう。
ポリープや子宮筋腫は、それ自体として命に係わるものではありませんが、ご相談のようなつらい症状があれば治療するほうがいいです。

がんは、確率はとても低いですが、見つかればもちろん治療の必要があります。

ということなので、一度婦人科を受診して、きちんと検査を受けることをおすすめします。

検査としては、以下を受けてください。
・エコー
(子宮筋腫はこれで見つけられます)
・クスコ診
(クスコという器具を膣に入れて子宮口を直接観察します。ポリープはこれで見つけられます)
・細胞診
(がん検診です)

何か異常が見つかれば、その治療をすることで、子宮口狭窄は解決します。
もし、何も異常が見つからないなら、生理前の痛みを軽くするなどの対症療法を行うことになります。

繰り返しになりますが、原因をはっきりさせるためにも、治療法を決めるためにも、まず検査を受けるのが良いですよ。

検査によって原因が分かり、くろくまさんの悩みが解消されることを願っています。

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