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カラダ
2012年7月19日

HPVについて詳しく知りたい

子宮の病気


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
るるるさん、こんにちは。
HPVについてのご相談ですね。

HPVとは、ヒト・パピローマ・ウイルスのことで、100種類以上のタイプがあり、ごくありふれたウイルスです。
しかし、このうち約13種類が悪玉型(ハイリスクタイプ)で、子宮頚がんの原因となります。

約80%の女性が、一生のうちに一度はHPVに感染するといわれていますが、感染しても、そのうち約90%の人は自分の免疫力で排除されます。
約10%の人がHPVが排除されずに持続感染して、そのごく一部の女性が数年から10数年を経て子宮頚がんになるといわれています。

ハイリスクタイプのHPVに感染しているかどうかの検査は、ウイルスの遺伝子を見るものですので、通常の顕微鏡でみてもわかりません。
また、男性の場合、ペニスだけでなくその周辺にも広くHPVがいる可能性もあるので、一部分の検査だけではわからないこともあります。
男性のHPV検査はまだまだ一般的でないのが現状です。

HPVがペニス周辺にも存在する可能性を考えれば、コンドームだけで完全に防ぎきれるものでもありませんが、少しでもリスクを減らすためにはコンドームをつけるに越したことはありません。

また、アナルセックスでHPVに感染するかどうかですが、HPVは皮膚・粘膜の接触によって感染するので、膣性交をしていないのであれば子宮頚部への感染の可能性は低いと思われます。

性行為によって多くの女性が感染するHPVですが、排除されずに持続感染するメカニズムはまだよくわかっていません。
レーザーによる治療もされたとのことですし、今後お互い自分を責めることなく、これからも定期的に検診をすることで不安も軽減されていくと思います。

これらのアドバイスが、るるるさんのお役に立てば幸いです。
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