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カラダ
2012年8月16日

産後から性交痛が…なぜ?

妊娠・出産

性の悩み


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
あつきちさん、こんにちは。産後6カ月で授乳中、性交時に痛みが出るようになって心配されているのですね。

原因としてまず挙げられるのは、あつきちさんが考えられているように、ホルモンバランスの変化です。
産後、授乳中は、脳下垂体から分泌される「プロラクチン」というホルモンの作用で、乳汁が分泌されるとともに、排卵が抑えられるので通常月経は起こりません。

そして、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下します。
エストロゲンは、膣の潤いを保つ働きがあるので、授乳中のエストロゲンの分泌が低い間は濡れにくく性交痛が起こることがあります。
断乳をすると、プロラクチンの分泌は低下して排卵が起こり、月経が再開します。
エストロゲンの分泌も回復しますので、膣の潤いも改善していくことでしょう。

このように、授乳中の性交痛はホルモンバランスの変化による一時的なものと思われますが、あつきちさんが気にされているように、寝不足や疲れ、不安感などが原因になることがあります。

性交時に分泌されるいわゆる「愛液」は、医学的には「膣粘滑液(ちつねんかつえき)」といわれ、膣周囲の血管から漏れ出た汗のようなものなのですが、血行が悪いと十分に分泌されません。
ストレスや緊張などによって血管が収縮すると、血行が悪くなり、膣粘滑液がうまく分泌されず、性交痛を引き起こしてしまうのです。

また、出産時に子宮が開かない「軟産道強靭症(なんざんどうきょうじんしょう)」で帝王切開になったとのことですが、このことと性交痛とは関係ありません。

育児で毎日が大変だと思いますが、6カ月が経って育児にも慣れ、気持ちに余裕もできたとのことですので、うまく生活のペースをつかんでいらっしゃるのだと思います。
あとはストレスをため込まないようにすることが大切ですね。
疲れを持ちこさないようにし、うまく息抜きするようにしてください。

性交時痛に関しては、今は一時的なことと気にし過ぎず、濡れにくく痛みがあるようならローションやジェルを使用してみても良いと思いますよ。

これらのアドバイスが、あつきちさんのお役に立てば幸いです。
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