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カラダ
2012年8月30日

40歳過ぎの妊娠は難しい?

妊活・プレママ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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すーくまさん、こんにちは。
高齢妊娠・出産についてのご質問ですね。

近年、出生率が全体的に低下しているものの、高齢で出産する人の数は増えており、しかも年齢が上がるほど増えています。
しかしながら、妊娠率は加齢とともに低下してしまいます。

これは、卵子が加齢とともに老化するためで、37〜38歳くらいから急激に妊娠率が下がり、40代になるとさらに下がります。
また、同じ40代でも40代半ばからそれ以降の妊娠はかなりまれといえます

それから、妊娠したとしても、卵子の老化によって流産率が増えます。20代の流産率はだいたい1割程度ですが、30代後半くらいから増えてきて、40歳では2.5割くらい、45歳では3割を超えます。

流産の主な原因は、ほとんどが赤ちゃん側の染色体異常で、防ぎようがありません。
ただ、ひとたび妊娠が成立して安定期に入ったら、現代の医療によって高齢妊娠・出産は以前よりかなり安全なものになってきています。

このように、卵子の老化の問題は大きく、加齢とともに体外受精などの不妊治療に踏み切る人も増えてきています。

そして、すーくまさんの場合、子宮筋腫の状態をしっかり把握することも大切です。
筋腫の位置や大きさ、筋腫自体が不妊の原因になっていないか、妊娠した場合に胎児の発育に悪影響を及ぼさないかなど婦人科で診てもらいましょう。

また、妊娠を考えない場合でも、子宮筋腫は過多月経や月経痛、下腹部痛・圧迫感などの原因になることがあるので、定期的に検診を受けることが大切です。
筋腫の状態をしっかり把握し、年齢的なこともふまえ、今後不妊治療に踏み切るかどうかなど、ご夫婦でよく相談されるとよいでしょう。

不妊治療を受けるにしても、今年いっぱいなど、すーくまさんのように期限を区切るのもよいと思いますよ。

これらのアドバイスがすーくまさんのお役に立てば幸いです。
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