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カラダ
2012年10月4日

無月経がいつまで続くか不安…

月経(生理)


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
治療を続けることが精神的につらいのなら、無理して治療を続ける必要はありません。
いったん治療を中止して、今使っている薬(恐らく女性ホルモン剤でしょう)の影響が消えるまで1〜2ヶ月待ってから、女性ホルモンの値を調べてください。それで異常なければ、そのままで大丈夫です。もし、女性ホルモンが少なすぎるという結果が出たら、女性ホルモンを補うために治療を再開してください。

無月経は、一応病気として分類されますが、本人がそれで困ることがなければ、治療しないでいても構わないものです。
例えば、近視は一応病気ですが、普段の生活で遠くを見る必要がなければ、いつも眼鏡やコンタクトレンズを着用しておく必要はありません。必要なときだけ着用すれば良いのです。
それと同じようなことです。

ただし、女性ホルモンが足りないために無月経になっている場合は、足りないホルモンを補ってあげる必要があります。これは、月経を来させるのが目的ではなく、体に必要なホルモンを補うのが目的です。無月経そのものは基本的には体に毒ではないけど、ホルモン不足は体に良くないからです。

以上の回答に、2点、説明を付け加えておきます。

(1)女性ホルモンの検査をするのに、薬を止めて1〜2ヶ月待つ理由ですが、薬を服用している間は薬によって女性ホルモンが補われるので、卵巣(女性ホルモンを作る臓器)がお休みモードになっています。
薬を止めてすぐに検査すると、卵巣からの女性ホルモン分泌が再開していないので、間違って「ホルモン不足」という結果が出る恐れがあります。

そのため、1〜2ヶ月待って、卵巣が「目を覚まし」、女性ホルモンの分泌を再開した頃に検査してください。
それでも女性ホルモンが足りないという結果であれば、ホルモンを補います。

(2)無月経そのものは「基本的には」体に毒ではないのですが、2〜3ヶ月はともかく1年も2年もまったく月経がないのは、体に悪いかもしれません。

月経は、子宮内膜がはがれ落ちる現象です。
子宮内膜は、こうやって毎月生え替わっているのですが、それが1年も2年も生え替わらないままでいると、子宮内膜がん(子宮体部がんのこと、子宮頸部がんではありません)の危険が高まるという説があります。
確実な意見ではないのですが、その可能性もあるのなら、年に1回くらい、薬を使って人為的に月経を来させて、子宮内膜を新しく生え替わらせる方が良いかもしれません。

このように、いくつか考慮すべき点はありますが、無月経の治療そのものがいまこさんに精神的苦痛をもたらしているのなら、いったん治療を止めていいですよ。
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