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カラダ
2012年10月18日

生理前後、ダルくてつらい…30代で更年期?

月経前症候群(PMS)


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
「妊娠や出産以外で産婦人科を受診するのが、人目が気になり恐ろしいです」とまで思い詰められているのは、かなり心理的に追い詰められているのですね。
冷静に考えれば、どんなに小さな町の産婦人科でも、妊娠・出産だけでは経営は成り立たないから、更年期障害など、妊娠・出産以外の相談に来る患者さんもいるのです。
ただ、そんなふうに考える冷静さと余裕を取り戻すためにも、何かのアドバイスが必要でしょう。

まず、30代前半で更年期障害と考えるのは難しいです。更年期障害は閉経期(日本女性の平均では50歳頃)の数年前から生じるものです。
ただし、出産がきっかけでホルモン分泌が乱れている可能性はあります。その場合、乱れているのは必ずしも女性ホルモンだけでないかもしれません。ほかに、甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの分泌の乱れも考えておく必要があります。

このようにいくつかのホルモンの異常が考えられ、様々な症状が出現している状況なら、必ずしも産婦人科にこだわらなくても、内科を受診してもいいのです。

内科で、慢性的な疲労、便秘、頭痛などの症状を話し、それが出産後に出現したのでホルモンの異常かもしれないと思って受診したと説明なさるのがよいかと思います。
その検査で、女性ホルモンだけ異常が見つかれば、婦人科に紹介状を書いてもらって、婦人科を受診するといいでしょう。
女性ホルモン以外のホルモンの異常が見つかれば、内科でそのまま治療を進めるか、その分野の専門医療機関に紹介してもらえばいいです。

どのホルモンも異常が見つからなければ、ホルモン以外の原因を探ることになりますが、nanakoloveさんの場合、なかなか原因が見つからないことも考えられます。

そのような時には、検査は適当なところで打ち切って、実際に困っている症状の治療を始めるほうがいいです。
原因がはっきり分らなくても、症状を改善する治療はできます。nanakoloveさんのように、いろんな症状が重なっている場合、それぞれの症状にそれぞれの治療薬を処方すると薬の種類が増えすぎる恐れがあります。
そういう状態には、漢方薬を使うと効果的なことも多いです。受診した病院で漢方治療の相談をしてもいいし、漢方に詳しい病院を紹介してもらってもいいでしょう。

このように、検査や治療の見通しは立てられますから、あまり思い詰めないでください。
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