×
  • マイページ
  • 手帳
  • 診断
  • よみもの
  • 事典
  • 検索
  • スパボTOP
メニュー
ジャンル

Supabo - スーパーボディ

検索
閉じる

カラダ
2012年1月3日

生理痛とデリケートゾーンのかゆみがツライ

妊活・プレママ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
ぶーちんさん、こんにちは。
今まではあまり感じていなかった月経痛がひどくなってきたのですね。

子宮が未熟な思春期の頃は、子宮の入り口が硬くて狭く、月経血がスムーズに流れ出にくいため、経血を追い出すために子宮が過剰に収縮して月経痛がひどくなることがありますが、年齢とともに子宮が成熟してくると柔軟になってくるので、月経痛も楽になってきます。

しかし、だんだん月経痛がひどくなる場合は、何らかの病気が潜んでいることがあります。例えば、子宮内膜症などの病気があると、月経を繰り返すごとにだんだん月経痛がひどくなってきます。
子宮内膜症は、子宮内膜と同じような組織が、卵巣や腹膜など子宮以外にできる病気で、そこでも月経が起こるため、月経痛が激しくなります。月経痛のほか、性交時痛や排便痛などを伴うこともあります。

また、子宮の筋肉にできる良性のこぶである子宮筋腫でも、月経痛がひどくなることがあります。筋腫の位置や大きさによっては、月経血量が増えることもあります。

まずは、月経痛がひどくなった原因として、これらの病気がないかどうか、婦人科で診察を受けましょう。
月経痛を軽減する治療としては、鎮痛剤や、低用量ピルの内服などがあります。鎮痛剤を内服する場合は、痛みがピークになってからでは効きにくくなってしまうので、痛みが本格的になる前に内服することが大切です。
現在妊娠を希望していないのであれば、低用量ピルを試してもよいでしょう。月経痛が軽くなるほか、月経血量を減らす効果もあります。

もうひとつの悩みは、デリケートゾーンのかゆみですね。おりものが増えて激しいかゆみがある場合は、やはりカンジダ膣炎の可能性があります。
カンジダは、もともと膣の中にいる菌で、普段はおとなしくしていますが、ストレスや疲労、睡眠不足、不規則な生活などによって免疫力が低下すると、膣の中で増殖し、カッテージチーズのようなおりものが増えたり、外陰部に激しいかゆみを伴ったりします。

以前カンジダになってから時間も経っていますので、カンジダが完治せず残っていたというよりは、免疫力の低下などによって再発した可能性が高いでしょう。やはり、婦人科を受診し、おりもの検査を受けて、カンジダかどうかを診てもらいましょう。
カンジダの場合は、抗真菌剤の外用とともに、膣錠を挿入する治療が必要になります。

月経痛に関しても、デリケートゾーンのかゆみにしても、早期に婦人科を受診して原因をつきとめ、対処することが大切です。
これらのアドバイスが、ぶーちんさんのお役に立てれば幸いです。
  • 前へ
  • おすすめ関連コンテンツ
  • ピルの飲み忘れや嘔吐で効果なくなる?

    これって妊娠? 初期の兆候を知りたい

    不妊の原因は、熱いお風呂?

    36歳で子どもがほしい。どうすればいい?

    基礎体温は受精後にすぐ上がる?

カラダに関連するキーワード

月経(生理)

月経前症候群(PMS)

おりもの

避妊・ピル

更年期

痔

尿もれ

ぼうこう炎

乳房の病気

子宮の病気

婦人科・性感染症

妊活・プレママ

妊娠・出産

性の悩み

肩こり

頭痛

脳の疲れ・病気

その他のヘルスケア



カラダの記事をもっと見る
  • 必ずお読みください

スパボTOPへ

  • マイページ
  • 手帳
  • よみもの
  • 診断
  • 事典
  • 検索
  • |対応情報
  • |利用規約
  • |監修者・執筆者
  • |特定商取引法
  • |個人情報保護方針

© mediaseek