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カラダ
2013年1月24日

生理前、不安に襲われて無気力に…

月経前症候群(PMS)


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
もちろん、医師に相談する方がいいですが、受診なさる前に、この場でお答えできることを回答します。

低用量ピルを数年前から使っていて、情緒不安定になったのはこの数ヶ月のことであれば、ピルだけが原因ではないでしょう。
数ヶ月前、まゆまゆさんの心を乱すような出来事があったのでしょうか、あるいは気持ちを不安定にするような状況が続いているのでしょうか?
そのような原因、状況があるのなら、それに対して何らかの対応をすべきでしょう。できる範囲でかまいませんよ。
この点を指摘した上で、医学的なアドバイスを述べます。

まず、ピルについてです。
先ほども述べたように、ピルだけが原因とは思えませんが、ピルを変えることで症状を軽くすることは可能かもしれません。
今使っているのが3相性のピルなら、1相性のピル(オーソやマーベロン)に変えれば、生理前から生理開始期にかけての情緒不安定を軽くできるかもしれません。

3相性ピルは、1錠に含まれる女性ホルモンの量が3段階で増えていくので、自然な女性ホルモンの分泌パターンに近くなります。ただ、そのために、ピルを飲んでいない人と同じような生理周期に応じた精神状態の変化が生じることがあります。
一方、1相性ピルなら、この変化が小さくなると期待できます。この方法で必ず改善するというわけではありませんが、試してみる価値はあります。

次に、精神科系の薬を使う場合のアドバイスです。この種の薬を処方してもらうには、精神科か心療内科を受診しないといけませんが、その際のヒントになることを述べておきます。

「気分が沈み、何もしたくない無気力」だけなら、抗うつ薬(うつ病の薬)が適していそうですが、「情緒不安定」(気分のアップダウン)も絡んでいるなら、気分調整薬(躁うつ病の薬)の方が適しているかもしれません。受診なさったら、自分の状態を詳しくきちんと説明してください。

そして、これは受診先のドクターからきちんと説明されると思いますが、抗うつ薬も気分調整薬も、症状のある時だけのんですぐに効くという薬ではなく、毎日きちんと飲み続けることで(ピルと似ています)気分の浮き沈みを小さくする薬です。
毎日きちんと飲むようにしてください。
ただ、生理前1週間から生理開始後3日くらいの間に決まって情緒不安定になることが予想できるなら、この期間は普段より多めに飲むという調整はできます。

これらの対処でまゆまゆ01さんの状況が少しでも改善されることを願っています。
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