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カラダ
2013年2月28日

子宮の手術、出産予定ナシでも受けるべき?

子宮の病気


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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ゆーーりさん、こんにちは。卵管水腫、卵巣のう胞、子宮内膜症があるので内視鏡手術を勧められているけれど、月経痛などの不調もなく、子供を産む予定もないのでこのまま様子を見てもよいのでは?というご相談ですね。
それぞれの症状について解説しつつ、お話させていただきます。

卵管水腫とは、卵管の癒着や閉塞によって、卵管の内腔に分泌液がたまった状態です。放置していても自然に治癒することはなく、不妊の原因にもなります。

また、子宮内膜症は子宮内膜と同じような組織が子宮内腔以外に発育するもので、そこでも通常の月経と同じように出血が起こります。激しい月経痛を引き起こすことが多く、排便痛や性交時痛を伴うこともあります。
卵巣、腹膜、子宮と直腸の間の「ダグラス窩(か)」という部分などにできることが多く、卵巣に子宮内膜症ができると、古い血液がたまってチョコレートのように見えるので、「チョコレートのう胞」と呼ばれます。子宮内膜症は月経を繰り返すごとに進行し、自然に治癒することはありません。また、将来の不妊の原因にもなります。

子宮内膜症に関しては、(1)激しい月経痛などの症状への対処と、(2)将来の不妊の予防、ということがポイントとなってくるのですが、症状に関しては月経痛は全くなく、また独身で将来的に子供を産む予定もないということであれば、このままでもいいのでは?と思うのも当然かと思います。

ただ、将来結婚をして、気持ちが変わるとも限りません。子供が欲しいと思った時に手遅れだった、ということだけは避けたいものです。

そのためにはまず、主治医と病変の進行具合や、今すぐに内視鏡手術をする必要性などについて十分に話し合ってみることが大切だと思います。疑問点を解決し、ゆーーりさん自身が納得することが大切です。
その上で、今すぐの手術の必要性を感じないのであれば、今後も定期検診はきちんと受けるようにしましょう。そして、月経痛などの症状が出てくるようになったら治療について相談し、早めに対処しましょう。

将来的には手術をすることになるかもしれませんが、それまで定期的に検診をしながら自覚症状に注意するようにしておくことが大切だと思います。
これらのアドバイスが、ゆーーりさんのお役に立てれば幸いです。
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