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カラダ
2013年3月28日

PMSの症状が重く、仕事を休むことも…

月経前症候群(PMS)


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
まりのこのこさん、こんにちは、月経前のさまざまな心身の不調に悩んでいらっしゃるのですね。
月経前に起こる下腹部痛、腰痛、頭痛、むくみ、便秘、肌荒れ、吐き気、食欲不振、過食、イライラ、落ち込み、不眠など心身の様々な不調を、「月経前症候群(PMS)」と呼び、最近症状に悩む女性が増えています。

PMSの原因はまだはっきり解明されていませんが、原因の一つとして考えられるのは、「女性ホルモンの急変動」です。
月経前は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが減少するのですが、その急激な変動に心と体が振り回されてしまい、様々な症状が出てしまうのです。
心の安定や癒しをもたらす神経伝達物質である「セロトニン」も、エストロゲンの減少に伴って減るので、精神的に不安定になったり憂うつになったりしやすくなります。

症状を改善する方法としては、まず対症療法が挙げられます。
下痢に対しては、整腸剤、便秘に対しては下剤、下腹部痛や頭痛に対しては鎮痛薬、吐き気に対しては吐き気止めなどを服用します。
女性ホルモンの変動を抑えるために、低用量ピルを用いる場合もあります。
また、月経前は体に水分がたまりやすく、血が滞りやすいので、そのような状態を改善するために、漢方薬を内服して治療を行うこともあります。

PMSの改善には日常生活を見直すことも大切です。下痢になりやすい場合は、冷たい飲食物や刺激物を控えるようにしましょう。腸内の環境を整えるために、普段から乳酸菌の含まれている発酵食品などをとるようにするとよいでしょう。食物繊維をしっかりとることも大切です。
ただし、下痢をしているときは、特に根菜類や豆類などに含まれている不溶性食物繊維は腸を刺激して下痢を悪化させることがあるので注意が必要です。

また、特に月経前はストレスをなるべくためないよう、上手く発散するように心掛けましょう。仕事などは体調の良い時に前倒しして済ませておき、この時期にゆったりリラックスできるようにするとよいでしょう。
体を冷やさないように注意することも大切です。

これらのアドバイスが、まりのこのこさんのお役に立てれば幸いです。
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