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カラダ
2013年4月4日

ピルの副作用が怖い

子宮の病気


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
症状はつらいけど、副作用も怖いというのは、多くの人が感じるジレンマですが、あらどんさんもそれで悩んでいるのですね。

ピルに限らず、どんな薬にしてもサプリメントにしても副作用はあるので、症状と副作用を比べてみて、薬なりサプリメントなりを使うかどうか決めます。
ただ、症状は自分自身で感じるものだから、どの程度つらいか自分が一番良くわかるのですが、副作用は薬を実際に使ってみるまでは実感できず、インターネットなどで情報を集めると怖いことばかり書いてあるので、実際より以上に怖がってしまうことが多いです。

ピルの副作用で一番多いのは、あらどんさんも心配しておられる吐き気ですが、たいていは我慢できる範囲で、4〜5日か1週間くらいのんでいれば体が慣れてきて、吐き気は治まります。この間だけ吐き気止めを一緒に使ってもいいです。
もし、どうしても耐えられないほど吐き気がひどいとか、3週間のみ終わった時にもまだ吐き気が続いているようなら、そのピルは相性が悪いと判断して、別のピルに変えてみてください。低用量ピルにもいくつか種類があるので、1種類使っただけで「ピルはだめ」と諦めないほうがいいです。

生理期間ではないときでも下腹部痛や腰痛があるほど症状が強いことを考えると、これから何年、何十年にわたってその症状を改善できるなら、何日かの吐き気を我慢する値打ちはあると思いますよ。

ピルの副作用でもう一つ、めったにないけど心配なのは血栓症です。
血栓症というのは血管の中で血が固まることで、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことがあります。もともと閉経前の女性では血栓症はごく少ないのですが、その確率がピルを使うことで少し高まるというデータがあります。

このため、ピル服用中は定期的に(年に1〜2回)検査することをお勧めします。面倒くさいと思われるかもしれませんが、ピル服用を機会に定期的に健康チェックすると思っていただけるとありがたいです。

ピルは、いくつか副作用はあるにしても、子宮内膜症のつらい症状を抑えるのに効果が期待できます。一度、試してみる価値はありますよ。
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