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カラダ
2013年6月20日

卵子は若い状態で凍結保存できる?

妊活・プレママ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
ピコリン♪さん、こんにちは。
卵子の老化が進む前に、卵子を凍結保存しておくことはできないか、というご相談ですね。

一般的に、卵子の凍結保存は、未婚のがんの患者さんが、放射線治療や抗がん剤治療を受ける前に行われます。
卵巣の機能が保たれている年齢の女性の場合、これらの治療の後に、卵巣機能が著しく低下したり、消失して不妊になる可能性があることが知られています。
このような場合、治療前に卵子を採取して凍結保存しておくことによって、治療後に妊娠できる可能性を残しておくのです。

未婚の場合は自分の卵子を凍結保存しますが、既婚で相手がいる場合は、精子と卵子を受精させた受精卵を凍結保存することになります。ピコリンさんの場合は、ご結婚をされていらっしゃいますから、卵子ではなく受精卵の凍結保存が可能です。
通常は体外受精を行う際に受精卵が余ったときや、別の時期に子宮内に受精卵を戻すことを計画している場合などに凍結しておきます。

ピコリンさんの仰る通り、卵子は加齢とともに老化していきます。だいたい35歳くらいから老化が始まり、38歳ごろからさらに老化が加速していきます。
特に40代になると、1歳の差が大きくなり、41歳よりは42歳、42歳よりは43歳のほうが、自然に妊娠する確率は低下してしまいます。

卵子の老化と妊娠率の低下を考えると、妊娠は早いに越したことはありません。体外受精であっても、加齢とともに妊娠率は低下していきます。

自然に妊娠する確率を考えても、今のうちに妊娠することを考えられた方がよいと思います。
ですが、事情もあることと思いますので、現実を踏まえて、ご主人ともよくご相談なさってくださいね。その上で、受精卵の凍結などについて、不妊治療を主に行う婦人科でご相談されるとよいでしょう。
これらのアドバイスが、ピコリンさん♪のお役に立てれば幸いです。
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