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カラダ
2013年8月22日

妊娠糖尿病について知りたい

妊活・プレママ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
まいさん、こんにちは。婦人科で、妊娠糖尿病なので子供ができにくいと言われて心配されているのですね。

まず、妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発見された糖の代謝異常で、妊娠する前に診断された糖尿病や、妊娠中に診断された"明らかな糖尿病"は含まれません。妊婦さんのうち、約7〜9%は妊娠糖尿病と診断されるといわれています。

妊娠糖尿病でお母さんが高血糖になると、赤ちゃんも高血糖になってしまい、さまざまな障害が起こってきます。
お母さん側では、血圧が高くなる「妊娠高血圧症候群」という状態になったり、羊水の量が増えたり、赤ちゃんが大きくなるため出産時に難産になってしまうことなどがあります。
赤ちゃん側では、流産、奇形、巨大児、胎児死亡などが起こることがあります。

妊娠糖尿病は、妊娠初期に血糖値を測定し、数値が高い時はブドウ糖を摂取して血糖値の変動をみる「ブドウ糖負荷試験」を行うことで診断されます。
妊娠が進むにつれて、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きが悪くなってくるため、妊娠中期にも再度血糖値の測定を行います。
特に、肥満、家族に糖尿病の人がいる、高齢妊娠、巨大児を出産したことがある人などは、妊娠糖尿病のリスクが高くなるので注意が必要です。

妊娠糖尿病では、妊娠中に厳重に血糖値の管理を行うことが大切ですが、運動療法があまりできないため、食事療法を主に行います。
産後は、ブドウ糖負荷試験を行って、妊娠糖尿病が治っているかどうかを確認します。
妊娠糖尿病になった人は、そうでない人に比べて将来糖尿病になるリスクが高いので、その後も定期的な検診が必要になってきます。

このように、妊娠糖尿病とは、あくまで妊娠時に診断されるものですので、まいさんの場合は妊娠糖尿病ではありません。ただし、インスリン抵抗性が高いということは、インスリンの効きが悪い、すなわち高血糖になりやすいということです。

肥満にならないように気をつける、栄養バランスの良い食事を適量摂る、適度な運動をするなど、将来糖尿病にならないよう日常生活で気をつけながら、今後も定期的に検診を受けるようにしましょう。

これらのアドバイスがまいさんのお役に立てれば幸いです。
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