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カラダ
2013年9月5日

体脂肪率と妊娠率の関係

妊活・プレママ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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あださん、こんにちは。体脂肪率が低い時期があると、将来的に妊娠しにくいのではないかと心配されているのですね。

数年前、体脂肪率が10%台の後半だったということは、現在は20%はあるということでしょうか?
女性の体脂肪率の平均は、だいたい20〜25%ですので、今はよくても以前に低い時期があったことで、妊娠しにくいのではないかと不安に思われているのですね。

確かに、体脂肪が極端に少ないと、ホルモンバランスが乱れて月経が不順になったり、無月経になったりして妊娠しにくくなることがあります。
極端なダイエットをして急激に体重を減らしたとたん、月経が止まってしまったということは少なくありません。
これは、必要な栄養が入ってこないと、体は危機を感じ、自分自身の生存を優先させるため子供を作る機能を真っ先にストップさせるという、一種の体の防衛本能なのです。一般的に、1ヵ月のうちに体重を10%以上減らしたら、月経が止まるといわれています。
体重を減らし過ぎた場合は元の体重に戻すことで、月経も元に戻ることが多いですが、体重が戻っても月経が戻らないこともあります。

体脂肪率と妊娠については、個人差があり、一概に何パーセント以上なければ妊娠しにくいとは言えません。
大切なのは、今月経がきちんと規則的にあって、排卵があるかどうかです。規則的に排卵があるようなら、体脂肪率の影響は考えなくてよいでしょう。また、妊娠が成立しないのは、タイミングが合っていないのかもしれませんね。

ただ、排卵期に性交渉をしても、妊娠が成立するのはだいたい20%程度で、思ったよりも少ないのです。30代後半くらいになると、卵巣の老化も加速し、卵子の質が低下してくるので、流産率も増えていきます。
年齢のことも踏まえ、基礎体温表を持参して一度婦人科でご相談されるとよいと思います。タイミングの問題ならば、エコーで卵胞の大きさを測ったり、尿検査や子宮頸(けい)管粘液検査をして排卵のタイミングをみる、「タイミング療法」などもあります。

妊娠しない原因が他にあるかどうかも含め、早めに婦人科を受診されることをお勧めします。
これらのアドバイスが、あださんのお役に立てれば幸いです。
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