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カラダ
2014年1月30日

コンドームをつけても性感染症はうつる?

婦人科・性感染症


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
ややいいさん、こんにちは。性交渉をした相手から、性病かも知れないと言われ、症状が出ていない時でも性病がうつるのか心配されているのですね。

性行為感染症には、「クラミジア感染症」「淋菌感染症」「性器ヘルペス」などがあります。
疾患によって症状や感染リスクも違いますので、その点もご説明しながら、お答えしていきますね。

●クラミジア感染症
クラミジア感染症は、クラミジアという微生物が性交渉によって感染することによって起こります。
自覚症状としては、男性の場合は分泌物の増加や排尿時の痛みなどがあり、女性の場合はおりものの増加や性交時の出血などがあります。
しかし、感染していても全く自覚症状がない場合もあり、男性の約半数、女性においては約8割が自覚症状がないといわれています。
自覚症状がなくても性行為によって感染してしまいますが、コンドームをつけることによって感染を防ぐことはできます。

また、口での行為で咽頭(いんとう)に感染することもあります。咽頭に感染した場合は、のどの痛みや違和感など、風邪に似た症状が出ますが、性器での感染と同様に自覚症状が出ないことも少なくありません。
咽頭の場合も、やはりコンドームをつけていれば感染を予防できます。

ややいいさんの場合は、コンドームをつけていたとのことですから、挿入前から正しく着用していれば感染の心配はほぼないと思われます。

●淋菌感染症
男性の場合はクラミジアと似たような症状が現れますが、やはりコンドームをしていれば、感染予防は可能です。

●性器ヘルペス
ヘルペスウイルスによる感染症で、性器に水疱(すいほう)やただれができます。治療をして症状は改善しても、ウイルスは死滅せず体内に潜んでいるため、疲労やストレスなどで免疫力が低下すると、同じ部位に再発をすることがあります。
性器ヘルペスは、症状が出ていない時でもウイルスが皮膚や粘膜の表面に出てきていることがあるので、症状が出ている時ほどではないにしろ、感染する可能性があります。
また、コンドームをしていても、覆われていない部分に病変部があれば、接触によって感染する可能性があります。

このように、性感染症といっても、それぞれ特徴がありますので、まずはどのような性感染症にかかっている可能性があるのかを確認することが大切です。

相手の方は、病院を受診して性感染症の可能性があると言われたのでしょうか? 検査を受けたのであれば、結果を確認し、受診していないのであれば泌尿器科で診てもらうようにしましょう。
その上で、性感染症にかかっているのであれば、ややいいさんへの感染のリスクや治療などについても相談されるとよいと思います。

これらのアドバイスが、ややいいさんのお役に立てれば幸いです。
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