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カラダ
2014年2月20日

排卵日前後の出血、赤ちゃんは大丈夫?

月経前症候群(PMS)


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
こぴさん、こんにちは。排卵日辺りから腹痛があり、心配されているのですね?

排卵期の下腹部痛で一般的に最も考えられるのは、「排卵痛」です。
排卵痛は、卵巣から卵子が飛び出して排卵した時に、腹膜が刺激されておこる痛みで、下腹部痛の他、吐き気などを伴うこともあります。痛みの期間は、そんなに長く続くことはなく、だいたい1〜2日程度で自然に治まります。

次に排卵期〜月経前にかけて下腹部痛をおこすものとしては、「卵巣出血」も考えられます。
排卵のときに卵巣が傷ついて、そこから出血することがあり、そこに、セックスなどの刺激が加わることによって、出血がひどくなってしまう場合があります。こうして卵巣出血がおこります。

また、排卵の後に、卵巣から卵子が飛び出たあとは、「黄体」というものができますが、その黄体の中に血がたまり(黄体出血)、それが破裂して出血する場合があります。卵巣出血といえば、この黄体出血がほとんどです。

黄体出血、それ以外の卵巣出血いずれの場合も、出血が微量で自然に止まれば問題ありません。
ですが、出血が止まらずお腹の中にどんどんたまれば、腹膜が刺激されて、下腹部痛や吐き気がひどくなってしまいます。場合によっては急いで開腹手術を行わなければなりません。

ただ、診察を受けてこぴさんに卵巣出血の兆候が認められなかったのなら、下腹部痛の原因としては考えにくいでしょう。

こぴさんは排卵誘発剤を使われたとのことですが、排卵誘発剤による卵巣への刺激によっておこるのが、「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」といわれる状態です。
これは、排卵誘発によって卵巣が過剰に刺激され、卵巣がはれて腹水がたまり、下腹部痛や吐き気などがおこります。

「排卵誘発剤の影響ではない」と診断されたとのことですので、心配はないかもしれませんが、症状が続くようなら、再度診察を受けたほうが良いかもしれません。

最後に、流産の可能性を心配されていますが、排卵の時期はまだ妊娠が成立していないので、流産の可能性はありません。
また、今回妊娠していない場合は、月経前の一つの症状である下腹部痛の可能性もありますので、その場合はご心配ないかと思います。

以上、考えられる状態を述べましたが、いずれにしても、症状が長引く場合は、婦人科を受診して診てもらいましょう。
これらのアドバイスが、こぴさんのお役に立てれば幸いです。
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