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カラダ
2014年3月6日

おりものが多く、血が混じっていて不安

おりもの


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
コハネさん、こんにちは。おりものの量がとても多く、不正出血と重なっていることで心配されているのですね。
おりものの量が多く、同時に少量の出血がある場合、考えられる状態として「排卵出血」があります。

一般的に、月経の約2週間前に排卵が起こりますが、その際、卵の白身のような透明で糸を引くようなおりものが増えてきます。
これは、排卵期に受精の確率を高めるため、精子が子宮内に侵入しやすいような状態におりものが変化するためです。

そしてその際に少量の出血が起こることがあります。排卵のときにはホルモンのバランスが急激に変化し、それに伴い少量の出血が起きやすくなるのです。
この出血は、通常1〜2日程度で治まります。

また、排卵のときには、「排卵痛」といって、卵子が卵巣から飛び出たことによって腹膜が刺激され、下腹部痛を伴うことがあります。

このような変化は一時的であり、排卵後にはおりものの量も少なくなって透明の状態から黄白色になります。排卵痛も1〜2日程度で治まります。

おりものの量の変化が一時的に多くなったのではなく、常に多い状態が続く場合は、婦人科を受診しておりもの検査を受けるようにしましょう。
不正出血も排卵出血なら問題ありませんが、排卵期でないときによくあるということであれば、やはり診察を受けたほうが安心です。

上記のほかに、おりものや不正出血がある状態で、考えられるのは、「子宮腟部びらん」です。
これは、子宮の入り口がただれたような状態になることで、女性ホルモンのエストロゲンの作用による変化です。20〜40代の女性の多くは、子宮の入り口がこのびらんの状態ですので、特に症状がひどくなければ、心配する必要はありません。

ただし、何らかの感染症の場合にもおりものの増加や不正出血、下腹部痛が起こることがありますので、やはり状態をしっかり把握するためにも勇気を出して婦人科を受診してみましょう。

原因がわからない状態が続くと不安も大きくなります。また、何らかの疾患があった場合は、早期に治療をすることが大切です。
安心のためにも早めに婦人科で相談されることをお勧めします。これらのアドバイスが、コハネさんのお役に立てれば幸いです。
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