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カラダ
2014年4月17日

月経初日の量が少なくなったら要注意!

月経(生理)


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
スシタロウさん、こんにちは。最近、月経になり始めの3日間、少量しか出血しないことと、まれに排卵日あたりに少量出血することで心配されているのですね。

まず、月経になり始めの少量の出血についてですが、これは月経になり始めというよりも、月経前の少量の出血です。
月経前に少量の出血がある場合は、排卵した後に分泌される女性ホルモンのひとつである、プロゲステロンの分泌が不十分であることが考えられます。

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
エストロゲンには、卵胞を育てる、子宮内膜を厚くするなどの作用があり、月経後より分泌が増えます。
一方、プロゲステロンには、体温を上げる、受精卵の着床に備えて子宮内膜を厚くふかふかにする、といった作用があり、排卵後より分泌が増えます。プロゲステロンは、妊娠を維持するために大切なホルモンといえます。

妊娠が成立しないとプロゲステロンの分泌が下がり、子宮内膜がはがれて月経が起こるわけです。
ですが、プロゲステロンの分泌が不十分だったりはたらきが悪いと、基礎体温における高温期が短くなったり、低温期との体温差が小さくなったり、月経前に少量出血することがあります。

このような状態を「黄体機能不全」と呼びます。黄体機能不全の程度によっては、妊娠しにくくなることもあるので、まずは基礎体温をつけて体温変化の状態を見てみましょう。
基礎体温の変化のチェックポイントとしては、
●高温期が10日以上続いているか
●低温期と高温期の差が0.3度以上あるか
を見ます。高温期が短い、体温差が小さい、また月経前から月経にかけて体温が早めにゆるやかに下がっていく、などの変化が見られる場合は注意が必要です。
基礎体温を2〜3周期つけたら、婦人科を受診して相談してみるとよいでしょう。

次に、排卵日あたりの少量の出血ですが、これは「排卵出血」といって、この時期に排卵に関わるホルモンの分泌が急変動することによって起こるもので、問題はありません。
基礎体温をつけていれば、体温が低温期から高温期に変わるあたりで出血が起こるので、確認しやすいでしょう。
これらのアドバイスが、スシタロウさんのお役に立てれば幸いです。
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