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カラダ
2014年5月1日

不妊症の定義と中絶手術の影響とは

妊活・プレママ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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ゲラーさん、こんにちは。避妊の定義についてのご質問、そして中絶手術を一回でもすると妊娠しづらくなってしまうのではないかと心配されているのですね。

まず「不妊」とは、「避妊をしないで定期的にセックスをしているのに2年以上妊娠しない状態」をいいます。
健康なカップルが通常の性生活を営んでいる場合、1年で約80%、2年で約90%が妊娠するといわれています。つまり、約10%のカップルが不妊に悩んでいるということになります。

腟外射精に関してですが、まず腟外射精の避妊効果は低く、とても避妊法といえるものではありません。
ただ、子供を望むカップルは腟外射精をしないでしょうから、この場合、腟外射精は「通常の性生活」とはいえませんね。また、避妊効果は低いといえども、腟外射精によってたまたま2年間妊娠しなかった、ということもありえます。
そのため、やはり不妊症の定義に腟外射精は含めないと考えたほうがよいでしょう。

次に、中絶を一回でもしてしまうと妊娠しづらくなるのかという質問ですが、基本的にはそんなことはありません。
中絶手術が滞りなく行われ、術後も医師の指示通り抗生剤を内服するなど、注意事項を守って生活し、術後の経過も順調であれば、その後の妊娠に影響はないといえます。

ただし、術後に抗生剤をきちんと内服しなかったなどで、子宮内に細菌による感染症などが起これば、まれに子宮内が癒着(ゆちゃく)して妊娠しにくくなってしまうことはあります。
ゲラーさんの10年前の中絶手術や術後の経過に問題がなかったのであれば、心配しないでよいでしょう。

これらのアドバイスが、ゲラーさんのお役に立てれば幸いです。
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