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カラダ
2014年9月25日

子宮頸管ポリープはがんの可能性が高い?

子宮の病気


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
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初めて子宮がん検診を受診され、ポリープが見つかったのでがんではないかと心配されているのですね。
子宮頸管ポリープは、「まれにがんのものもある」というより、「がんの心配はほとんどない」という表現のほうが正確でしょう。
ですから、亜也さんもそんなに不安にならないでください。

もっとも、このように説明されるとなおさら、「がんの心配がほとんどないのなら、なぜ精密検査するのか?」と、さらに疑問に思われるでしょう。この精密検査をする理由は、「ほとんどない」けど「絶対にない」とは断言できないからです。
少しでもその可能性があるなら、確認しておくほうが良いという見解もあります。

もちろん、確認のための検査そのものに危険が伴う場合は、その危険度合と、精密検査できちんと確認することのメリットを比較して、検査をするかどうかを決めます。

子宮頸管ポリープの切除は、まったく無害とは言わないまでも、きわめて安全に行なえます。
そのため、「切除して精密検査をして、万が一の心配も無くしておこう」という見解から、ポリープが見つかればそれを切除して精密検査するという方針の医者も多いのです。

ただ、上記と違う考えの医者もいます。
「子宮頸管ポリープはほとんどがん化することはないのだから、そのままにしておいても大丈夫」という見解です。
患者さんたちから見ると、医学というのはどんな場面でも白か黒か、きっぱり判定できるものだと思えるかもしれません。しかし実際には、グレーゾーンというべき領域、医者によって対応が異なり、どちらの対応も絶対正しいとも絶対間違っているとも言えない、そんな領域があります。
子宮頸管ポリープへの対応は、そのようなグレーゾーンにあるのです。

ただ、子宮頸管ポリープが「がん化する心配はごく少ない」という点はグレーゾーンではなく、これまでの多くのデータ、経験に裏付けられており、ほとんどの医者の意見が一致しています。
ですから、あまり心配しないで、精密検査の結果を待っていてくださいね。
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