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カラダ
2014年10月23日

生理時の頭痛の対処法は?

月経前症候群(PMS)


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
質問文から察すると、マミチャンさんの場合、ふだんの片頭痛にPMS(月経前症候群)が加わって、月経の前後にとても辛い状態になっているのですね。

片頭痛もPMSも睡眠不足や疲労、生活リズムの乱れ、ストレスなどの要因によって悪化しがちです。まず一般的な心構えとして、なるべく生活リズムを整え、ストレスを避け、これらの要因を減らす工夫をしてください。その上で、いくつか対処法を考えてみます。

はじめに頭痛ですが、片頭痛と診断されていても、筋緊張性頭痛の要素が混じっていることは珍しくありません。肩や首がこって、その筋肉の緊張が頭部の筋肉にも波及して、頭を締めつけるような痛みが生じ、これが片頭痛の症状に加わって、頭痛を悪化させているケースです。このような場合であれば、針治療などで肩や首のこりをほぐすと頭痛が和らぐことがあります。

PMSに関しては、低用量ピルを服用することでかなり軽減されることが多いです。ピルが劇的に効くのは月経痛に対してですが、それ以外のPMSの症状にも効くことがあるので、試してみる価値はあります。

それから、月経に関係する身体症状であれば、漢方薬も有効です。漢方では、自分の体質や症状に適した漢方薬を選ぶことが大切です。
たとえば、もともと虚弱体質気味で冷え症、頭痛もち、月経痛もひどいという人には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)がお勧めです。
一方、体質は虚弱というほどではなく、月経時に身体症状のほかにイライラするなどの精神症状もある人なら加味逍遥散(かみしょうようさん)を試してもいいでしょう。
また、質問文に「吐き気もともない」と書いてありますが、もしかしたら漢方医学でいう「水毒」(体の水はけ、水分代謝が悪い状態)というタイプの可能性があります。その場合は、体の水はけをよくする五苓散(ごれいさん)なども有効です。

頭痛以外の症状や体質を考慮して、マミチャンさんに適した漢方薬を見つけて服用すると、だいぶ楽になるでしょう。

これら様々な対処法によってマミチャンさんの悩みが軽くなることを願っています。
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