一般的に片頭痛の典型的な症状は、吐き気とズキズキするような頭痛です。神経内科医であれば、診断自体は難しいものではなく、多くの場合はトリプタン系といわれる片頭痛の特効薬で治り、症状は軽減されます。
ただ薬によって病気が治るのではなく、症状が消えるだけで、やはり片頭痛発作は繰り返し起きます。そして50歳を超えてくると、症状は出なくなることが多いです。

ご質問のお腹の痛み、震え、寒気ですが、片頭痛には様々なタイプがあります。例えば脳底動脈片頭痛(のうていどうみゃくへんずつう)と呼ばれるものは、非常にまれですが、次のような症状が出ます。
めまい、運動失調(うまく歩けない)、視野欠損(視野の一部が見えない)、感覚障害、局所の筋力低下(力が入らない)、意識の低下(ぼんやりする)などです。これらの頭痛以外の症状が全部出るのではなく組み合わせて出てきます。
また腹性片頭痛(ふくせいへんずつう)と呼ばれるものは、小児に見られるものですが、2時間持続する腹痛発作が特徴です。

このように片頭痛には、頭痛だけの症状でない場合もあります。やはり神経内科を受診してきちんと診断を受けるべきでしょう。
頭痛やそれに伴う症状について、いつ、どのように起こったか、持続時間や頻度、生活習慣など、できるだけ詳しい情報を医師に伝えましょう。症状がその時なくても、専門家であれば、理解できるはずです。

ちっちいさんの症状が改善されることを願っております。