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カラダ
2015年4月16日

尿もれで困っている

尿もれ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
スーさんさん、こんにちは。子供のころから尿漏れがあり、今はくしゃみをしたときや咳き込んだときなどに尿が漏れて悩んでいらっしゃるのですね。
くしゃみや咳をしたときや、重いものを持ったとき、大笑いをしたときなど腹圧がかかったときに尿が漏れる状態を「腹圧性尿失禁」(ふくあつせいにょうしっきん)といいます。腹圧がかかったときに、少し下着が濡れる程度から、歩くだけで多量に漏れてしまう状態まで、症状には個人差があります。
この腹圧性尿失禁は女性に多く、特に中高年の女性に多く見られます。尿道や膀胱を支えている「骨盤底筋群」(こつばんていきんぐん)の働きが弱まって、尿道の締まりが悪くなることで起こります。女性の場合は、出産の時に骨盤底筋群や尿道周囲の靭帯(じんたい)がゆるんでしまうことが原因になることが多く、腹圧性尿失禁の9割以上は出産経験者といわれています。

腹圧性尿失禁を改善するには、尿道を締める力を鍛える「骨盤底筋体操」が有効です。まず、
(1)仰向けに横になって、両脚を肩幅くらいに開き、両ひざを軽く立てます。
(2)肛門・腟・尿道をぎゅっと締めたりゆるめたりを数回繰り返します。
(3)次は、ゆっくりぎゅーっと締め、5秒間静止した後、ゆっくりゆるめていきます。これも数回繰り返します。締める時間を少しずつ長くしていくようにすると効果的です。
これらを1回につき5分程度から始めて、少しずつ時間を長くしていき、10〜20分程度行えるようになるとよいでしょう。椅子に座ってテレビを見ながら、電車の中でつり革につかまって、など日常生活のなかでこの骨盤底筋体操を取り入れてみましょう。もし3ケ月程度継続しても効果が得られないような場合は、泌尿器科もしくは婦人科を受診して相談されることをお勧めします。
これらのアドバイスが、スーさんさんのお役に立てれば幸いです。
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