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カラダ
2015年7月16日

無痛分娩について知りたい!

妊娠・出産


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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あみみんさん、こんにちは。出産への恐怖が大きく、無痛分娩を考えているけれど、日本ではまだあまり一般的ではないこともあり、不安に思われているのですね。

麻酔で痛みを抑えながら出産に臨む無痛分娩は、体力の消耗が少ないことから、産後早期に仕事復帰を望む女性や、高齢妊娠の女性のなかで、関心が高まりつつあります。

ですが、欧米に比較して日本ではまだあまり普及しておらず、無痛分娩は全体の4%程度といわれています。

日本で普及しない理由のひとつは、あみみんさんのおっしゃるように、「お産の痛みに耐えてこそ母性が育まれる」という日本ならではの固定観念です。

また、日本では無痛分娩ができる施設が限られているというのも理由として挙げられます。

無痛分娩は、以前は吸入麻酔による全身麻酔で行われていましたが、今は硬膜外麻酔(こうまくがいますい)といわれる下半身だけに効く部分麻酔で、麻酔薬が胎盤(たいばん)を通って赤ちゃんに影響を及ぼすことはありません。

麻酔薬の量を調節しながら痛みを和らげつつ、ある程度の感覚は残せるので、赤ちゃんが誕生する瞬間はしっかり見届けることができます。

体力の消耗を防ぎ、痛みによるストレスを軽減できるのが無痛分娩のメリットといえます。
一方、デメリットとしては、麻酔の作用でいきむ力が弱くなって、分娩時間が長びく可能性があるということです。

また、無痛分娩といえども、痛みの緩和には個人差があり、人によっては相応の痛みが残ることもあります。

出産費用については、施設によって異なりますが、一般的に通常の出産費用より約10〜20万円高くなります。

日本では「出産は痛くて当たり前」とされがちですが、固定観念にとらわれず、無痛分娩のメリットとデメリットをしっかり理解して選択しましょう。

これらのアドバイスが、あみみんさんのお役に立てれば幸いです。

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