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カラダ
2015年10月1日

性行為のたびに出血する原因は?

婦人科・性感染症


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
九州男さん、こんにちは。性行為をするたびに出血するようになり、何らかの病気ではないかと心配されているのですね。

まず、性交時に出血する場合は、「子宮腟部(しきゅうちつぶ)びらん」からの出血が考えられます。子宮腟部びらんとは、子宮の入り口にある、ただれのようなもので、細菌や外部からの刺激に弱く、炎症のためにおりものが増えたり、性行為による刺激で出血することがあります。

びらんは、女性ホルモンのエストロゲンの作用によってできるもので、20〜40代女性の約9割に、びらんが見られるとされており、閉経後の女性にはあまり見られません。ですので、びらんがあること自体は病気ではなく、むしろ生理的といえます。

びらんがあっても症状がない場合は、治療は必要ありませんが、おりものが多かったり、性交時の出血を繰り返すような場合は、治療が勧められます。

まず、腟内を洗浄したり、抗生剤の腟錠を腟内に挿入する治療で、炎症を抑えます。それでも症状が治まらないような場合は、電気メスやレーザーなどでびらんを除去して、その後に健康な粘膜が形成されるのを待ちます。

気を付けなければいけないのは、子宮頸がん(しきゅうけいがん)は、びらんの部分から発生するということです。
子宮頸がんの場合も、おりものの増加や性交時の出血など、びらんと同じような症状がみられることがあるので、子宮頸がん検診で、がんではないと確認することが重要なのです。
九州男さんは、子宮頸がん検診を受けられて、異常がなかったのであれば、心配ないでしょう。

他には、クラミジアなどの感染症で、子宮の入り口に炎症が起こっている場合も、性交時出血を起こすことがあります。クラミジアは、おりもので検査ができますので、もしも気になる場合は、婦人科で検査を受けられるとよいでしょう。

これらのアドバイスが、九州男さんのお役に立てれば幸いです。
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