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カラダ
2016年2月4日

月経前のひどい腹痛薬なしで対処できる?

月経前症候群(PMS)


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
閏さん、こんにちは。月経痛と月経前の下腹部痛がひどく、なるべく薬を飲まずに対処したいとのご相談ですね。

月経時には、経血を体外に排出するために子宮を収縮させ、痛みの原因物質でもある「プロスタグランディン」というホルモンが分泌されます。そのため、ぎゅーっと締め付けられるような痛みが起きます。このプロスタグランディンは、月経前から分泌されるため、月経前にも同じような痛みが起こることがあるのです。

対処法としては、血行をよくしてプロスタグランディンの排出を促すことが大切です。ですので、閏さんの行っているように腹巻きなどでお腹を冷やさないようにして血行をよくすることは有効です。

お風呂にゆっくり漬かって体を温める、冷たい飲食物を控える、適度な運動をするなども効果的です。

また、一般的な鎮痛剤は、プロスタグランディンの合成を阻害して痛みを抑えるので、鎮痛剤を飲むことは問題ありません。

なるべくなら薬を飲ますに対処したいとのことですが、プロスタグランディンの分泌や作用には個人差があります。

どうしても痛みがひどい場合は鎮痛剤の他、血行を改善する効果のある漢方薬や、プロスタグランディンの分泌を抑える低用量ピルで症状を緩和させることもできますので、考えてみてはいかがでしょうか。

また、月経痛がひどいとのことですが、鎮痛剤も効かないほどで日常生活に支障が出てしまう状態を「月経困難症」といいます。

この場合は、子宮内膜症などの疾患が潜んでいることもありますので、念のため婦人科を受診されることをお勧めします。

鎮痛剤を飲むときは、痛みが本格的になる前に内服することがポイントです。痛みが本格的になっているころはプロスタグランディンの分泌もピークになっているので、鎮痛剤が効きにくくなってしまうのです。
また、月経痛の緩和にも低用量ピルは効果的です。

自分でできる対処法で症状が改善されなければ、婦人科を受診して何らかの疾患がないかどうかの確認をするとともに、薬で症状を緩和して快適に過ごすことを考えてもよいと思いますよ。

これらのアドバイスが、閏さんのお役に立てれば幸いです。

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