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カラダ
2016年2月18日

妊活と体脂肪率の関係とは?

妊活・プレママ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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あやっこさん、こんにちは。妊活しているのに妊娠できないのは、体脂肪率が低いことが原因ではないかと心配されているのですね。

体脂肪率と妊娠率には関係があり、体脂肪率が高過ぎても低過ぎても妊娠率は低下してしまいます。

体脂肪率が20%〜25%くらいだと問題ありませんが、30%を超えると妊娠率は低下傾向になり、40%を超えるとさらに妊娠が難しくなります。

また、体脂肪率が15%を切ると妊娠率が下がり、10%を切るとさらに妊娠が難しくなってしまいます。

体脂肪率が高過ぎると妊娠率が下がるのは、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなるためです。脂肪細胞からも女性ホルモンのエストロゲンが分泌されるため、脂肪が多いとエストロゲンが過剰となってホルモン全体のバランスが崩れてしまうのです。

一方、体脂肪率が低過ぎると妊娠率が下がるのは、母体が赤ちゃんを産むための準備ができていないと脳が判断するためです。

母体が多少栄養補給をしなくても、おなかの赤ちゃんに栄養が補給できるように、適度な脂肪が必要なのです。ただ、体脂肪率が低くて問題になるのは、低過ぎて月経が止まってしまうような場合です。この場合は、排卵が起こらないので当然妊娠が難しくなります。

あやっこさんは体脂肪率が10%未満とのことですね。前述のように妊娠が難しい数値とは言えますが、まずは排卵が起こっているかどうかを確認することが大切です。基礎体温を見て排卵はきちんと起こっていますか? 月経が来ていても排卵が起こっていない場合もありますので、排卵の有無がよくわからない場合は、基礎体温表を持って婦人科を受診されることをお勧めします。

また、37〜38歳ころより急激に卵巣の予備能力が低下し、妊娠力が低下するので、年齢的な要因も念頭に置く必要はありますね。

これらのアドバイスが、あやっこさんのお役に立てれば幸いです。

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