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カラダ
2016年3月31日

原因不明のまま、不妊治療を続けていい?

妊活・プレママ


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
カラダのお悩みを送る
まねき猫さん、こんにちは。夫婦ともに各種検査結果に異常はなかったのに妊娠に至らず、原因がわからないまま治療を続けていいのか不安に思われているのですね。

一般的な不妊検査で異常がなく、明らかな原因がわからない場合で、半年以上タイミングを合わせても妊娠に至らない状態を「原因不明不妊症」といいます。

原因がはっきりすれば、「どうして妊娠しないんだろう? 」という心配がひとまず解消され、前向きに治療に臨めますが、原因がわからないとなると、「どうして? 」という心配は解消されないまま、不安が募ってしまいますね。

今後の方針としては、
@引き続き、人工授精を行う
Aさらに精密な検査を行う
の二通りが考えられます
。不妊期間が1年以上であったり、年齢が35歳以上の場合は、Aに進んだほうがよいと思われます。

まねき猫さんの場合も、治療期間や年齢を考えると、そろそろ腹腔鏡(ふくくうきょう)検査など、一般的な検査からさらに掘り下げた精密検査を受けることを考えてもよいかもしれません。

腹腔鏡検査は、おなかに小さな穴を数個開けて、内視鏡で直接子宮や卵管、卵巣を観察する方法です。例えば、卵管采(らんかんさい:卵管の先端部分)周囲が癒着していると、不妊の原因になってしまいます。腹腔鏡ではこのようにおなかの状態を把握するとともに、癒着があれば剥がして、同時に治療をすることも可能です。

また、体外受精は不妊治療ですが、卵子の質や受精の有無を確認することができるので、究極の“検査”ともいえるのです。

個人差はあるものの、一般的に卵子は37〜38歳頃より急速に老化が進むといわれています。

そろそろ30代後半にさしかかるまねき猫さんの場合は、次のステップの検査に進んだほうがよいのかどうか悩ましいところではあるとは思いますが、ご主人や主治医の先生とよく相談して、後悔しない選択ができるとよいですね。

これらのアドバイスが、まねき猫さんのお役に立てれば幸いです。

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