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カラダ
2016年5月26日

40代半ば。生理が乱れ体重が急増!

更年期


松田ゆたか
この記事の執筆者
松田ゆたか
婦人科医・心療内科医。
カラダのお悩みを送る
40代半ばを過ぎるとそろそろ更年期にさしかかり、女性ホルモンの分泌が乱れ始めます。女性ホルモンの分泌が乱れると、必ずというわけではありませんが、太る場合もあります。

女性ホルモンは、大まかに卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2つのグループに分けられます。太る危険性が高いのは、黄体ホルモンが増える場合です。黄体ホルモンには、もともと女性の体を妊娠に向けて準備させる作用があります。そのため、食欲を増して栄養摂取を増やし、水分もため込み、結果として体重が増えるわけです。

また、ストレス絡みで女性ホルモンの分泌の乱れと肥満が生じることがあります。ストレスが多いと女性ホルモンの分泌が乱れやすいのですが、同時に、ストレスで食べる量が増えるのはよくあるパターンです。

やけ食いのように、意識的に食べる量が増えることもあれば、知らず知らずのうちに無意識に食べる量が増えることもあります。いずれもホルモンの分泌の乱れが原因ではなく、ストレスが原因で、
(1)ホルモンの分泌の乱れ
(2)肥満
という2つの結果が生じています
。表面的には、ホルモンの分泌が乱れると同時に太ったように認識されるかもしれません。

それと、ちょっと話しにくいことですが、人は年を取るにつれて必要とするエネルギー量が減っていきます。体が省エネタイプになるわけです。ですから、年を取っても若い頃と同じように食べていると、ホルモン分泌とは無関係に太ります。

さて、様々な要因で太ってしまった場合の対応ですが、まずは食べ過ぎないよう注意するのが一番基本です。とはいえ、一番難しいことでもあるでしょう。食べ過ぎを止める魔法はないのですが、口に入れたものをすべてメモしておき、一日の終わりにチェックするのは、有効な方法です。

ストレスが絡んでいる場合は、ストレスを減らすか上手に処理する必要がありますが、現実的にはなかなか難しいことです。自分の力だけでは無理なら、精神安定剤や漢方薬などの薬の力を借りるのも選択肢のひとつです。

ホルモンに関しては、まず婦人科で血液検査を受け、黄体ホルモンが多すぎるかどうか確認する必要があります。実際に分泌が増えている場合は、それを修正する治療を受けるとよいでしょう。
里佳子さんのお悩みが解決できますように。

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