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カラダ
2016年6月16日

30代後半。生理周期の乱れが気になる

月経(生理)


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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あきこちゃんさん、こんにちは。これまで順調に来ていた月経の周期が乱れ、年齢によるものなのか、それとも何らかの病気なのかと心配されているのですね。

まず、年齢と月経周期の乱れについていうと、一般的には、40歳頃より月経周期や月経日数が短くなる、経血量が少なくなるなどの変化が起きやすくなります。そして、更年期を迎える40代後半あたりから、さらに周期が乱れやすくなり、月経が3カ月飛んだり、出血が3週間続いたりするなどの月経不順になってきます。

あきこちゃんさんの場合、まだ30代後半ですから、月経に大きな変化が表れるには少し早い年代です。排卵期に少量出血があるのは、排卵前に女性ホルモンの「エストロゲン」が変動するためで、問題はありません。排卵後は、同じく女性ホルモンの「プロゲステロン」の分泌が盛んになり、排卵後からだいたい2週間程度で月経が起こります。排卵後1週間くらいで月経がくるのは、プロゲステロンの働きが弱い「黄体機能不全」が考えられます。

また、1週間くらい前から少量の出血があって月経になる場合も、この黄体機能不全が考えられます。原因としては、過度なストレスやダイエットなどによる女性ホルモンのバランスの乱れが挙げられます。あきこちゃんさんはかなりストレスがあるとのことですので、ストレスが原因となっているのかもしれませんね。

ストレスがかかると、女性ホルモンのコントロールタワーである脳の視床下部がダメージを受けます。すると、卵巣への指令を出すことができず、卵巣がうまく女性ホルモンを分泌できなくなるため、月経不順が起こりやすくなるのです。

まずは、基礎体温を毎朝測定するようにしましょう。基礎体温が低温期と高温期の二相に分かれ、低温期と高温期の体温差が0.3℃以上、高温期が10日以上あるのが正常とされています。わかりにくい場合は、基礎体温を1〜2周期程度つけて、婦人科で診てもらうと良いでしょう。また、日々のストレスをため込まず、うまく解消できると良いですね。これらのアドバイスが、あきこちゃんさんのお役に立てると幸いです。

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