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カラダ
2016年10月6日

生理が不安定。基礎体温をつけ始めたが…

月経(生理)


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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オーシャンさん、こんにちは。(1)基礎体温をつけるにあたって、測定の仕方やグラフの見方がよくわからない、(2)月経の周期がバラバラで閉経になりつつあるのか、というご相談ですね。

まず、(1)についてですが、基礎体温は飲食や運動の影響を受けない、安静時の体温です。朝、目が覚めたときに測定しますが、起き上がると体温が上がってしまうので、起き上がる前になるべく動かないようにして測定します。ですので、正確に測定するには、できればトイレに行く前に測定したほうが良いですね。

また、基礎体温の見方ですが、月経周期を28日とした場合、通常月経開始から排卵期までの約2週間が低温期、排卵後から次の月経までの約2週間が高温期となります。低温期と高温期の体温差が0.3℃以上、高温期は10日以上続くのが正常です。

次に、(2)についてですが、月経周期については、1週間くらいのずれなら心配ありません。ただ、年齢的にだいたい40歳頃になると、排卵が起こらない頻度も増えるようになり、月経の周期や日数が短くなったり月経血量が少なくなってきたりするといった変化が現れます。そして、40代後半頃になると、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少し、さらに月経周期が乱れやすくなってきます。

日本女性の閉経の平均年齢が約50歳で、その前後各5年間、すなわち45歳から55歳くらいまでの期間を「更年期」といいますが、この時期は女性ホルモンの急減につられて自律神経の働きも乱れやすくなってくるため、月経不順に加えてのぼせや火照りなどの症状も現れることがあります。無排卵になる頻度もさらに増えてくるので、基礎体温も上記のような低温期と高温期の二相性にならなかったり、自律神経の乱れによって体温にばらつきが出てきたりすることもあります。

40代という年代は、更年期を迎えるにあたって様々な変化が現れ、それに対して不安になることもあるでしょう。これを機に、体調や月経の変化などに対して気軽に相談できる婦人科のかかりつけ医を持たれると良いですね。基礎体温も実際どの程度ジグザグで周期がバラバラなのか、このような変化は年齢相応なのかも含め、基礎体温のグラフを持参して相談されると良いでしょう。これらのアドバイスが、オーシャンさんのお役に立てれば幸いです。
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