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カラダ
2017年3月16日

生理時の下痢と腹痛がつらい

月経(生理)


松村圭子
この記事の執筆者
松村圭子
婦人科医。成城 松村クリニック院長。
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くみっ子さん、こんにちは。月経時にほぼ毎回下痢になり、腹痛でつらい思いをされているのですね。ご存知の通り、月経時の下痢はホルモンの影響で起こります。月経前は、女性ホルモンのひとつである「プロゲステロン」の作用で腸管の運動が抑えられて便秘気味になります。


一方、月経中は「プロスタグランディン」というホルモンの作用で腸管の運動が活発になるため、下痢になりやすくなります。
このプロスタグランディンは、経血を体外に排出するために子宮を収縮させる作用もあるため、月経痛の原因となります。ホルモンの分泌量や作用の程度によって症状には個人差はありますが、ホルモンの影響によって大なり小なりこのような症状が出てくるのですね。

下痢に対する改善策としては、まず、体を冷やさないことです。冷たい飲食物は控え、入浴ではシャワーですませずバスタブにゆっくりつかるようにしましょう。腹巻やカイロなどでお腹を温めるのもお勧めです。体の内側と外側からしっかり温めるようにしましょう。
食事面の注意点としては、野菜やきのこ類、穀物などに豊富に含まれる「食物繊維」は腸管への刺激になるので、下痢をしているときは控えるようにすると良いでしょう。香辛料も刺激になるので注意が必要です。

日常生活の工夫で改善されない場合は、「低用量ピル」を内服するのもお勧めです。ピルは、プロスタグランディンの働きを抑える作用があるので、下痢にも月経痛にも効果が期待できます。試してみたい場合は婦人科を受診されると良いでしょう。
これらのアドバイスが、くみっ子さんのお役に立てれば幸いです。
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